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今日は、ハンドメイドバイシクルフェアの会場へ行ってきました。
東京北の丸にあります科学技術館がその会場です。




最初の画像は、絹自転車製作所の荒井氏が設計製作した、SILK PR-7 と言う輪行車です。
実はこの作者の荒井氏は、あのジテツウ疋田さんが愛用するMR-4の設計者でもあるのです。
この塊が、どのように自転車に変身するのか?
それはあっけないくらい簡単なのです。

SILK パーフェクトクイック



命名は、あの片倉シルクの名車パーフェクトクイックです。
5mmレンチでハンドルバーを左右に抜き、前輪をはずしそのまま丸める感じで、リヤーキャリアーがスタンドになっています。
そのまま持ち上げても安定していてそこそこ軽く、夢のような輪行車でした。
もちろん、充分な走行性能も確保されています。





お約束、東叡社のランドナーです。
今回、これより凄いのが出展されていました。
それは、サイクルストアーヒロセのランドナーです。

ヒロセ ランドナー



なんと、飾りネジもステンレスから削りだしてしまう凄さです。
マファックのブレーキシューも、シマノのカートリッジが使用できるよう、アダプターを自作し組みつけていますので、ストッピングパワーも確保されています。
そして驚くべきは、前後変速機の自作です。
一見シクロランドナー(OLDファン垂涎のパーツ)に見えますが、完璧に5段ギヤーを制御しきる完成度を誇る部材から削りだして作るオリジナルなのです。
廣瀬氏曰く、フレーム製作だけではなく完成車で提供するので、何でも作れないとお客様のニーズにお答えできませんとの事。
しかし、他のフレームビルダーの皆さん以上に細かい旋盤での作業やフライス、その他の工作機械を操り削りだしパーツまで作り出す技術は、その製作にかかる時間なども考えますと、他では不可能なのではないでしょうか。と思える作品でした。

LEVEL マツダ自転車工場は、今回クランクの短い肢体に障害のある方向けに製作したシティサイクルを出展しているほか、以前ご覧いただいたデザイナーとのコラボレーションモデルを展示。

LEVEL


でも、本当のLEVELらしさは、、





この美しく薄いラグでしょう。

今回のショーに私のお店にあるLEVELを是非展示して欲しかったなと。
それは、今回のどのブースのロードレーサーよりも美しからです。
私の組付けで、今回是非展示していただきたかったと残念に思いました。
完成した状態を、まだ松田氏に見てもらっていませんでしたから、、


スーパープレステージ



続く、、