d7ba38ce.JPG今回は今まで以上に移動を伴う旅行でしたので、準備時間がなかったのですが、失敗には注意したつもりでした。
しかし実際は、、
まず最初にミスに気がついたのは、携帯電話のAC電源を忘れたことでした。
これは台湾での使用専用にした携帯でしたが、初日で電源がなくなり始め、電話帳が必要なので、その後は必要なときのみ電源を入れるようにしていました。

東芝製ですので、これを海外でリカバリーするのは無理だと思われます。
ちなみに海外ではNEC、シャープを日本製では見かけます。
ノキア、モトローラ、ソニーエリクソンは3代メジャーブランドで、充電に必要なケーブル、バッテリーをはじめ、日本には販売されていない純正付属品も多数販売されています。海外での使用を考慮すれば同じ3Gでも海外製が何かと優れます。

次の失敗は、香港で入国してしまったことです。
これは、空港の到着ターミナルから香港に入国せず中国へ向かうフェリーがあり、入国するよりも大幅に時間短縮ができます。
私はこのことを知りませんでしたので、入国してしまってから後で知りました。
また、同行のマイケルと唯一の連絡手段だった携帯を到着ブリッジのトイレに置き忘れてしまい、連絡もしばらくできませんでした。
15分違いのフライトで先に到着した私でしたが、ここでシンセン訪問を一時本気であきらめました。
結果電話が空港職員の手で見つかり、バスで改めて中国へ向かうことでなんとかなりました。

逆にうまくいったのは、同じホテルに関連会社の方が偶然宿泊していて、一人の旅行でも楽しむことができました。
電話が見つかったこともラッキーでした。
商品仕入れも順調でしたし、時間がなく乗ることはできませんでしたが高鉄(台湾新幹線)を見ることもできました。
自転車ショーでの交渉も各社現在継続中ですが、多くの商品から選りすぐりの良い商品を見つけてきたと思っています。

また、詳しくはお伝えできませんが、シンセンの工場で見てきたすべてが充分納得できる内容だったことです。
作業工程、耐久テスト、QCチェック、測定器や工作機械のレベル、塗装工程など、レベルが非常に高く保たれています。
視察中も作業姿勢にまで工場責任者の副総経理(副社長)が直接指示をしていたほどです。
カーボンフレームは、機械で量産できるものではなく、ほとんどすべての工程に人の手を必要とします。
フレームを作る際に必要な工具は手工具のみで、各種やすり、リベッタースプレーガン程度でした。

ところでプレプレグのロールにはハングル文字で書かれた箱もありました。
メーカーによっては重量よりも安さを優先にしたフレームに対応するため、使用するのだそうです。
この工場の真剣に作業する人たちが世界のカーボンフレームを、作り続けているのです。
台湾の工場と規模がまるで違う有意義な視察でした。