3778cf40.JPG今回の展示会で、最も楽しみだったのがフルモデルチェンジのデュラエースです。
トリプルのラインは、そのまま残ります。
7900シリーズは、従来の7800シリーズ対比ー70g。
電動シフトの7970シリーズでのコンポセットでは、7900対比+56g。
7800から電動シフトの7900へ変えても、重量が増えず14gの軽量化です。

早速、ローラー台にセットした試乗車に乗ってみます。
セットされた試乗車のカーボンフレームが、剛性不足でFDの位置が正確ではありませんが、それでも素晴らしいフィーリングです。
試乗車はFDは調整不足で、トリム調整を必要としましたが、リヤー、フロントともスムーズな変速を楽しめます。
7800と大きな差があるかと言えば、そう感じるほどでもなく。
レバー周りの感じは、SRAM等で慣れているので、ワイヤーの取り回しも違和感がありません。
短くなったストローク、ワイヤーレスフライトデッキ、軽量化など大きく変化はしています。

補修面では、チェーンに裏表が指定されます。
接続には、新しいコネクターで接続しますが、これは従来他メーカー品より、良い方法です。

電動シフトの7970は、最初の試乗車の右側シフトアップ(重くする方)を制御するマイクロスイッチのレスポンスが若干悪く、早い操作で空撃ちになることがしばしばありました。
これはプロトタイプで、製品化までにはマイクロスイッチの改良を施すそうです。
しかしこれも隣の試乗車に乗り換えたところ、問題なく素早い動きにも反応してくれて、楽しくなります。
無駄にシフトしそうなくらい、スイッチ感覚のシフトは魅力的で、ストレスがありません。
スイッチの位置関係がマイクロシフトと同じで、感覚的にも自然な位置にあります。

特質すべきは、FDの動きです。
操作命令を出して後、ゆっくり動いて確実に変速を完了してくれます。
また、心配していたバッテリーの性能も、消費電力も全く問題ないレベルになっています。7.2V リチュームイオンバッテリーです。
バッテリーには、残量を表示するインジケーターが付き、容易に確認できるのも安心できます。なお残量25%でも220kmの走行が可能です。

7900は、11-28Tが増え、電動仕様のRDは、ロー側27Tまでになります。

7970