昨日22日水曜日は、各社展示会を回ってきました。
まず、浅草で東商会とインターマックス。
その後、有明のビルの一室で開催されたカンパニョロ2009テクニカルセミナーの受講です。
最後に赤坂で日直商会と続きます。

ネオプリマート



東商会の展示会では、新しいEastonの軽量ハブと、サーベロが注目商品です。
EA90slxに装着された、特に新しいリヤーハブR4-SLは、フランジを大胆に抜き、リヤーホィールのニップルも、Allアルミにしてきました。74g軽量化され、1398gです。ベアリングにはセラミックベアリングを採用。
高いテンションはそのままなので、軽量化と高剛性両立し、今以上にスムーズな回転を楽しめる、このクラスでは至高の選択となります。

Cerveloです。
ツールドフランスを始めとするグランツール等の活躍は、記憶に新しいところです。
軽さに加えエアロダイナミクスを強く意識したSシリーズが発表になりました。
特徴は、シェイプされたダウンチューブで、変速ワイヤー受けまで内蔵する凝った作りになっています。S3の693,000円とS2 451,500円 カーボンはこの2種の展開です。


S3です。
S3



R3シリーズは、相変わらず軽量です。

R3-SL 計量中


R3-SL DURA ACE



R3-SL 509,250円にDURA 7900で組んだ完成車が、実測6.12kg(ペダルなし) 隣のパークツールブースから借りてきて測りました。EASTONの軽量パーツにTOKENのカーボンサドルで東商会の本気の組み合わせです。
DURA ACEの新しいコンポを組み合わせるフレームとしては、Vellumの次にお勧めです。(軽さでは負けます)



R3です。
R3


R3


P3


前日届いたばかりのセンセーショナルなモデル P4です。専用ボトルケージを装着するようになっています。(画像が黒くてごめんなさい)

New P4


インターマックスでは大胆な塗装のカーボンフレームと、METの新型ヘルメットが展示されていました。

METの新製品シンセシス


シンセシス


その裏側


横方向のリブを省略した、シンセシスには、ちょっと?です。
今までの作りの良さを、軽量化のためにそぎ落としてしまった感じは否めません。

浅草から、一気に海を目指して走ります。
有明の高いビルの会議室一室には、多くの自転車店から関係者が集まってきています。
このカンパニョロのセミナーでは、11速発売に伴い新しい作業方法の紹介がありました。
さらに従来製品との互換性、9速、8速対応などについても興味深い内容でした。

11速の作業面で一番大きく変わるのはチェーンの接続です。

11速用チェーン工具


10速でも専用チェーン工具が必要でしたが、11速では接続後コネクトピンをカシメる作業が追加になります。
そのための画像の専用工具がこれから入荷するそうで、それまでは実質11速の装着作業が出来ないことになります。
その専用工具が、非常に高価で、大まかな価格を話した瞬間、会場からどよめきが起きたほどです。お店サイドでも購入をためらう金額は、一般ユーザーに現実的ではない価格でもあります。

朗報は、2009年ウルトラシフトで10速が動かせます。
分解し内部のラッチの駒を変える方法で対応できるそうですが、昔を知っている方ならWレバーのシンクロがありましたね。
あの駒を変えるのと同じような方法になります。正し、10速を11速にはできないとのこと。
やってみたくなるのがLC流ですが、、。
2008FDは、小部品を追加することでウルトラシフトで動作します。

スーパーレコードのウルトラシフトを手に初めて持ちましたが、本当に軽い!
SRAMでも驚きましたが、その重量はDURAACEと別格ですね。

スーパーレコード


最後は、赤坂の自転車会館で開催された日直商会プライベートショーと銘打った展示会です。


DEROSAが、華々しく展示されています。
ネオプリマートも、少しづつ仕上げが良くなっていきます。
後は、スレッドになれば。メッキができればですね。
ネオプリマート


ネオプリマート


ネオプリマート


King3で、噂されていた軽量モデルは、販売されないそうです。
従いまして、来年もそのままになります。

King3


King3


King3


新たにNeoproが発売になります。
Kingとは違い、これはラグ繋ぎのフレームです。

ネオプロ


ネオプロ


ブルックスが、またまたモデルを追加していました。
スタンダードなモデルのB-17にアンティークブラウン(こげ茶色)がプラスしましたが、これは日直からの要望が通って実現した日本限定モデルとのことです。1890年代にすでに穴あきを作っていたBROOKSが、その復刻版imperialモデルを作ってきました。初めてのBROOKSでお勧めは、TEAM PRO クラッシックで、スチールリベットを装着するものの、13,335円という価格は、BROOKSの革の味わいを身近に楽しんでいただけるモデルです。

B-17



チームプロ


サドルバック


このBROOKSでお願いしたいのは、軽合金のやぐらです。
あるいは、藤田のBELTや、サンプレックスのような、矢倉がサドルの中に隠れるタイプのシートポストの発売です。
どうしてもBROOKSは、サドルの高さがあり、ホリゾンタルスチールフレームで装着する場合、どうしても無理があります。
この点を満たす部品があれば、当店でも積極的にBROOKSの乗り味を楽しんでいただけると考えています。
私は、自分の経験からニッカーや、ジーンズで気軽に乗れる自転車で、BROOKSを欠かすことができないと思うからです。
独特なにおいのオイルでメインテナンスしながら、自分に合わせて馴染ませていく楽しさは、他のサドルにはない愉しさです。

セライタリアから、またスタッフが来ていましたので、サドルのマークが、一ヵ月で消えてしまう点を指摘しておきました。
新製品では、表皮を変えたモデルやTROY LEE デザインに新デザンが追加です。

この後はいつも通りの撮影タイム。
作業が全くできなかった一日でした。<(_ _)>