昨日、水曜日。
朝、車で5時台に出発。
概ね、本番の日曜日、列車で到着した時間に近いスケジュールで、川上さんと登ってきました。

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結果から先の申しますと、大弛峠は、凄過ぎるということです。
平凡な私たちの成果を参考に、各自判断していただければと思います。
その大きすぎる目標だからこそ、一度は制覇していただきたい峠です。

塩山出発は9時半ごろ。
駐車場は、セブンイレブン隣の商店街の有料駐車場を見つけました。


大きな地図で見る

(ポイントがずれてしまいましたので、少し上にスクロールしてください。)

ここか、最後に御紹介するはやぶさ温泉へ、車を停めてください。

8月1日の当日は、自転車を組み立てて、数キロ離れたはやぶさ温泉に、荷物を背負って移動します。
着替えは、最初から支度してきてもかまいませんし、この温泉で着替えることもできます。
車も、駐車場がありますので、ここに置いてください。
宿には、予約をしてきました。

走行したルートは、ルートラボをご参照ください。
昭和を色濃く残す、塩山の街並みを抜けて、県道38号に出ます。
38号線を緩やかに登っていくと、右手に信玄公の廟所、恵林寺があります。
その先の交差点で、140号に出ますが、ここを今回はまず左折します。
すぐに右に右折します。
窪平の交差点を左折。
黄色いクリスタルラインと書かれた道票がありますので、それに従い左折します。
詳しくはルートラボの地図で確認してください。
非常に間違いやすいところです。

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私たちは、下ってきて初めて最短コースを見つけたのですが、当初は少し遠回りしてしまいました。
でも無事にクリスタルラインへ入り、一直線の鉄砲登りをリズミカルに登り続けて、滝のあるコーナーで休憩です。
ここで、登りの約1/4です。

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高度計は920mを示しています。

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水量が豊富な滝が綺麗でした。

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滝を高巻きするように、ここから九十九折れが始まります。

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日差しも強く、結構気温が上がってきました。この辺りまで、1時間を要しています。

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もう少しで金峰山荘のあるダムの横に出る鳥居峠を越えるあたりですが、ここに貴重な水場を見つけました。
道の右側で、清冽で冷たい水を確保できます。
この先、水場の良いのがありませんので、充分補給して置いて下さい。

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山の分校の校舎です。
正直、このあたりで食糧補給が出来ると思っていましたが、全く確保できませんでした。
パワーバーで、昼食を摂ります。

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8月1日の本番は、ここまでで、充分満足される参加者もいらっしゃると思います。
このすぐ近くに金峰泉という温泉宿があり、電話で確認したところ、昼食の提供と温泉も常時入湯できるとのことでした。

ここから先に行くメンバーと、ここまでのメンバーで、別れて行動することにしましょう。
この辺りまで、20kmで1000m登ります。

さて先を急ぎましょう。

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いきなりの急坂を登り、少し先に行くと、左手のこの看板があります。
概ね中間地点のように思えますが、実はこの看板から先、峠下5km地点までほぼ水平に道が続きます。
雲上のサイクリングコースのようで、本当に快適です。
これは、天下の大弛にチャレンジしてきた者への、御褒美のようです。


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突然のサプライズ!
ツールの放送も終わり、次週の展示会を前にした今中氏が下ってきました。
日曜日にお客様と来るので、下見にとお話ししたところ、チーム員の皆様に宜しくと申しておりました。
良く登ってきたねー! ですって。
ラスト3kmがきついとのこと。
頑張ります。

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水平道が終わると、いよいよ大弛峠への本格的な登りが始まります。
まだ峠は全くその姿を見せません。

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九十九折れを繰り返して、なぜか反対の方向に峠がその姿を見せてくれました。
高低差は、200mぐらいでしょうか。

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もう速度は5kmぐらいになっちゃった! とのこと。
それでも、気力はさすがです。

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峠につきました。
山梨県側は、最高によく整備された路面ですが、信州側はご覧の通りダートです。

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ほどなく川上さんも到着。
達成感がわき上がってきます。
見えない大弛制覇の大きな勲章が、早くも胸に下がっているようです。

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ELEMENTEの軽さが、僕らを支えてくれました。


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峠からは見えないのですが、すぐ近くの大弛小屋へ自転車を押して行きます。

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ランプが燈ったうす暗い山小屋では、美味しい野菜カレーを楽しむことが出来ました。
山のわき水で淹れた、珈琲も絶品。
川上さんは、大弛小屋のキーホルダーと、熊鈴を買ってこなかったことを後で、後悔。
荒川を走っているときに、サドルの後ろで大弛小屋の鈴が鳴っていたら楽しいでしょ! とのことです。


途中から雲行きが怪しかったのですが、小屋から出ようかと言うときに雨が突然降り出し、雨宿り。
20分程度で土砂降りの雨は、過ぎ去りましたが、小屋の御主人は天候の判断の達人です。
濡れた路面なので、慎重に下ります。

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川上さんが、ブレーキ握りっぱなしの下りで指が痛くて小休止。
雨上がりで急に下がった気温に、寒さもウィンドベスト一枚では防ぎきれません。
と、後輪をみるとぷっくり膨れているタイヤに気が付きました。
バーストの危険があるので、空気を少し抜いてさらに慎重に下ります。
シュワルベのタイヤでリコールが出ていましたから、変形したら交換と言うのを鵜呑みにしていました。
これでは、怖くて販売できませんので、当店では全品返品することにします。

途中何度も小休止を繰り返します。

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今回は写真を撮りながら等もありましたが、登りに休憩を含め、9時半から走り始めて2時半ごろまで、ほぼ5時間を費やしました。
5時間登りっぱなしと言うのも、なかなかないコースです。
峠の小屋の御主人は窪平から1時間50分で来た人がいて、大きなヒルクライム大会で5位だった人だそうです。
概ね4時間ぐらいでも早い方だそうです。
実走時間は3時間台なので、まあまあでしょうか。

雨宿り、下りが当初 5km程度の速度と言うこともあり塩山へ帰着したのは17時半ごろ。
強アルカリの、特異な存在、はやぶさ温泉は、源泉かけ流しで温めの良い温泉です。

以上、下見してきた内容ですが、下見と言うには余りにきつい内容でした。
達成感は、日本最高の峠の高さに比例して最高です。
ぜひ、見えない大きな勲章を獲得してください。

もう一度頑張ります。

補給食等
CCDドリンク 2本
山のわき水 2本分
パワーバー 2本
パワージェル 3本

川上 パールイズミ、ウィンドブレーカー
高橋 ナリーニ ウィンドベスト