ホノルルセンチュリーライドを完走してから、3週間が過ぎようとしています。
その間に、走行会、秩父志賀坂峠、八丁峠ツーリング等も走りました。
それでも、なお鮮烈にハワイの海と空。走りを心から楽しむ参加者の皆さん。
160kmを走りきっても、まだ走りたくなるハワイ。
自転車を趣味とするなら、一度は機会を作って行ってみてください。
JALがスポンサーを降りた今は、お祭り騒ぎが影をひそめ、ローカルムード満点のツーリングイベントとなりました。

スタート前


朝、イベント当日。
4時にいつものNOKIAの軽快なアラーム音で目を覚まします。
携帯の時差を直しておかないと、とんでもない事になります。
前日ホテル一階のABCストアーで購入しておいたサンドイッチを食べ、レッドブルをゴクリ。
タイヤに空気を充填して5:15分待ち合わせのロビーへ下ります。
みなさん、準備して集合ですが、再度忘れ物をチェックします。

真っ暗の空ですが、オレンジの街灯が明るいカラカウア大通りを、スタート地点へ向かい走り始めます。
同じく他の参加者グループも一緒になり、テールランプがチカチカ。
日中は観光客で賑わうこの界隈も、車もまばらで走りやすい道に変わっています。

右に暗いワイキキビーチ。
その先のカピオラニ公園がスタート地点です。

私たちは、無謀にもグループA。
一番走る能力のあるグループに並びます。
さすがに、このクラスの列はガラガラ。
オープニングセレモニーの司会の人に即されて、Bグループが前に詰めてくるまで、空いていました。

これから160kmに挑みます


Aグループはガラガラ


スタートを待つ


参加者は、前回2006年参加時の2/3程度でしょうか、2000人ぐらいと思います。
アメリカ国歌斉唱、オープニングセレモニーが終わり、いよいよスタートなのですが、途中の交通整理に時間がかかり、15分ほど遅れて6:30スタートです。

スタート直後は、狭いコースを走るので、片足ケンケン。
徐々に速度が上がり走り始めます。
右カーブを2回曲がり、左にカーブすると住宅街の中の道で、ほどなくダイアモンドヘッドを右に回り込む上り坂にさしかかります。
前回よりこの時に、お、違うと感じました。
明らかに軽く登れているのです。
車輪、フレーム、コンポーネントも違いますので、機材の違いが大きいかと思いますが、脚も大弛2回半があり少し強化されているのでしょう。

サクサク登り、登りきった路肩の駐車場で、お決まりの写真撮影です。
だいたいこのあたりで日の出を迎えるのですが、今年は少しスタートが遅れたので、充分太陽は登っていました。
ダイアモンドヘッド横からの眺め


今中さんグループも後から来て、撮影大会です。
大弛峠の登りでお会いした事を、あの後どうなりました?と。
その後も順調に登りましたが、下ろうとしたときに雨に合い、小屋で雨宿りさせてもらって下ったことなどをひとしきりお話して、スタートです。

下り切るとカハラの高級住宅街とストア。
その先で左に曲がりH1高速を走ります。
右側車線一車線を自転車用に確保してくれていて、走りやすいのですが、例年通り早くもパンクする参加者が出始めました。
路肩に近い方は、どうしてもガラス片が多いのです。

HAWAIIKAIの美しい海を右側に見ながら、高速を警官の誘導で左折します。
住宅街をひとしきり走ると、右にハートブレイクヒルが現れます。
立ち止まる人、押す人も続出する劇坂ですが、大丈夫です、大した事はありません。
登りきって下ると海が見えてきます。
右折してサンディビーチ。
サンディビーチパーク 補給地点


ここは最初の補給地点なのですが、何かいつもと違います。
そうなのです、以前は到達を記録する丸いステッカーをゼッケンに張ってもらっていたのが、もうないのです。
ボランティアの子供たちが、にこやかに貼ってくれていました。
一抹の寂しさが、漂いますが、バナナを食べてオレンジを食べ、気を取り直して次に向かいます。
結構、向かい風が強くなってきました。

サンディビーチパーク近く


続く