ちょっと前になりますが、ブロニカ大好きの私が最も気になるモデル、EC-TLをヒカリカメラさんのツイッターで入荷を知り、見に行ったのが運の月。
入荷したてで、レンズなどが汚れていたのと、モルトがダメだったのを清掃していただき、調整していただいて入手したのは、まだ夏が暑い盛りの時でした。

テストサンプルにいただいた、中国製のモノクロフィルムを装填して、早速撮ってみました。
今までのブロニカに装着されているのとは違う、マルチコーティングされた少し新しいデラックスなNIKKORレンズです。
開放での撮影で周辺光量減退を修正したのが、このレンズだそうで、その写りに期待していました。

tn_Image2



tn_Image6


tn_Image9



tn_Image1


tn_Image3


tn_Image2


モノクロは、中国製のラッキーです。
錦糸町テルミナ4階のヒカリカメラさんに、あります。
現像時には、カラーか白黒かフィルムに表記がありませんので、白黒と言って出してください。

写りは非常にコントラストが高く、独特の写りをします。
粒状は荒めで、これが良いのでしょうね。
現像は、ヨドバシカメラにお願いしました。

tn_Image10


tn_Image12


くまちゃん 仕事中


これはいつものベルビア リバーサルフィルムです。
このポジフィルムを見たとき、いつもとは違う鮮やかさに驚きました。
EC-TLの露出は、ほとんどオートか、オートの数値を参考にして補正して撮影しました。
少しアンダーのようですが、これはこれで好きな絵作りです。

オールドニッコール。
昔のレンズになりますが、35mm1眼レフ用のレンズとは、そのガラス玉の大きさがまるで違います。
沢山光を集めて、大きなフォーマットのフィルムに焼き付ける(化学変化を起こさせる)
上からファインダースクリーンに写る画像をみて、ピントを合わせてバシャ。

最近、このブロニカにまつわる本が出版されました。
吉野 信 著

ブロニカの本


大きくて重いEC-TLも掲載されていますが、創業者、吉野氏最後のブロニカにして、6x6でオート撮影が出来る、当時唯一の電子シャッター、フォーカルプレーン機です。
操作方法等、完全にハッセルを越えています。
ハッセルは、持ち歩ける軽さが(決して軽くはないけど)良く、カールツアイスのレンズが好きな方に。
手軽に6x6を愉しむなら、このブロニカが良いと思います。

創業者 吉野善三郎氏の御子息が経営する、イストテクニカルサービスには、純正部品があり、修理も心配ないそうです。

ブロニカは、このHPにも詳しくあります。

一部の機種を除き、ブロニカの中古価格は、当時の値段を知る者には、信じられない価格になっています。
昔は、ガラスの向こうのショーウィンドウに飾られているのを、会社帰りのおじさんたちが恨めしそうに眺めているだけのカメラでしたので。

あなたも、おひとついかがですか。
使い方を説明してもらって、初期保証のあるお店で、相談してみてください。