シマノの7段時代の昔のフリーハブです。
お客様は、ラチェットフリーのかかりが悪く、スリップするそうです。
シマノへパーツを問い合わせたところ、互換製品も含めて、在庫もなく生産していないとのことでした。
普通は、そこであきらめるのですが、ハブ交換もお考えのお客様でしたbので、ダメもとで分解してみました。

お客様は、ラチェットフリーのかかりが悪く、スリップするそうです。
シマノへパーツを問い合わせたところ、互換製品も含めて、在庫もなく生産していないとのことでした。
普通は、そこであきらめるのですが、ハブ交換もお考えのお客様でしたbので、ダメもとで分解してみました。
後輪のスプロケットを外して、ハブ軸を抜きます。
フリーボディの側から10mmの六角レンチでフリーボディをセットしている中のボルトを抜きます。右ねじ

ハブ側の中心にあるスプラインにフリーボディが合わさるようになっていて、中心のねじ穴にフリーボディを止めている構造です。これは今でもシマノ製ハブの基本構造です。

フリーボディを仮に取り付けて、内部の2つのノッチ部分を左ネジで外します。
分解するとパラパラっと小さなベアリングが落ちてきます。
上のように2列に極小さなベアリングが並んでいる構造です。
ラチェット構造は、この場合2つ爪で、自由に動く爪をリング状のスプリングで押さえています。
今回は、爪の一つの動きが悪く、完全に清掃してグリスを引き直し、中の玉を全て新品に交換して組み直しました。
結果は、完全に修理できました。
シマノでは、この部分を非分解としているため基本的には部品交換となります。

部品を綺麗にして、不良原因を突き止め、動きを確認して組み上げ作業に入ります。
ここでも動きをよくするのには、VT-09を用いています。
画像のように小さなベアリングを丁寧に並べていきます。

組みあがった状態です。
ハブボディに取り付けて、2分のベアリングボールを新品に交換してハブ軸を装着してカセットを取り付け、修理完了です。
極小さなベアリングボールを使用していますので、ボスフリーの時代から、この部分の分解整備は、難易度の高い作業です。
ものすごい数のベアリングを、定位置に置いたまま、スプラインに2つの爪を入れてさらにもう一列ベアリングを並べて、玉押しを装着しなければならない、緻密な作業です。
ペダルが時々空回りするような症状でしたら、ほとんどこのような部分の故障と思います。
特殊な作業ですので、当店または、経験のあるお近くのお店に作業はどうぞご相談ください。
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フリーボディの側から10mmの六角レンチでフリーボディをセットしている中のボルトを抜きます。右ねじ
ハブ側の中心にあるスプラインにフリーボディが合わさるようになっていて、中心のねじ穴にフリーボディを止めている構造です。これは今でもシマノ製ハブの基本構造です。
フリーボディを仮に取り付けて、内部の2つのノッチ部分を左ネジで外します。
分解するとパラパラっと小さなベアリングが落ちてきます。
上のように2列に極小さなベアリングが並んでいる構造です。
ラチェット構造は、この場合2つ爪で、自由に動く爪をリング状のスプリングで押さえています。
今回は、爪の一つの動きが悪く、完全に清掃してグリスを引き直し、中の玉を全て新品に交換して組み直しました。
結果は、完全に修理できました。
シマノでは、この部分を非分解としているため基本的には部品交換となります。
部品を綺麗にして、不良原因を突き止め、動きを確認して組み上げ作業に入ります。
ここでも動きをよくするのには、VT-09を用いています。
画像のように小さなベアリングを丁寧に並べていきます。
組みあがった状態です。
ハブボディに取り付けて、2分のベアリングボールを新品に交換してハブ軸を装着してカセットを取り付け、修理完了です。
極小さなベアリングボールを使用していますので、ボスフリーの時代から、この部分の分解整備は、難易度の高い作業です。
ものすごい数のベアリングを、定位置に置いたまま、スプラインに2つの爪を入れてさらにもう一列ベアリングを並べて、玉押しを装着しなければならない、緻密な作業です。
ペダルが時々空回りするような症状でしたら、ほとんどこのような部分の故障と思います。
特殊な作業ですので、当店または、経験のあるお近くのお店に作業はどうぞご相談ください。


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自前で分解工具作り3つフリーを分解修理したのですが、
フリー1つに50個入っているこのベアリングの
球は入手出来ず、探していたところここを見つけました。
このベアリングの球だけ野入手は出来るのでしょうか?