カンパニョーロの2012製品展示会が、輸入代理店の日直商会本社でありましたので、行ってきました。

現行製品のほとんどは継続ですが、魅力的なアイテムが追加されました。
最もインパクトを与えてくれた追加アイテムは、165mmクランクの登場です。
日本市場が熱望する165mmクランクの要望を伝え続けてきた、日直商会さすがです。

165mmカーボンクランク

165mmクランクの上位カーボンモデルは、コーラスクラスのこのモデルのみ。
11速モデルすべてに対応します。

アテナブラックシリーズ


シルバー仕上げのパーツが人気のアテナアルミシリーズに、ブラックが追加になります。

ケンタウル ブラックレッド


ケンタウルにブラックレッドモデルが追加になります。
他社にはない高級感のあるカラーは、人気が出そうです。
他に、従来からのシルバー、ブラックはそのままです。

ケンタウル ブラックレッド


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ケンタウル ブラックレッド



TTパーツが充実してきました。
カーボン、アルミ使用それぞれのブレーキレバー、シフターが追加です。
特にシフターは、エルゴパワーの様にレバーの上げ下げで、変速が可能です。

TT用 ブレーキレバー


センタープル Rr用


センタープルブレーキは、空気抵抗の減少、コントロール重視の少ないブレーキ容量が特徴です。

センタープル Fr用


センタープルブレーキ裏側


スプリング部分

センタープルですから、ツーリング車に転用できないかとつい考えてしまいがち。
細部をよく見ると直付が難しそうなスプリング部分、アーチの短さ等、残念です。

カンパニョーロ、フルクラムは、カンパニョーロジャパンよりテクニカルセミナーと展示会がありますので、さらに詳しくお伝えできると思います。

DEDA ミューレックス


昨シーズン、注文入れたもの入荷しないままで終わってしまったミューレックス。
形状が変わり発売されそうです。

DEDA ミューレックス


ハンドルバー、シートポストまで。
もしかしたら仕上げも2種類で、ポリッシュも発売になるかもしれません。

セライタリア ターボマチック


ターボマチックは、歴史ある形状のサドル。
チームエディションになって発売される理由は、プロ選手に愛用者が多いからだと推察されます。

スーパーフロー


セライタリア サドル


ブルックスからは、B17シリーズに新色が発売になります。
ブルックス B17 ニューカラー


クラッシックなサドルを、ランドナー、ミニベロなどに使ってお洒落に決めましょう。

フルクラム ダークラベルシリーズ


Mavicから始まったダークラベルの流行
これならマークなしでもいいかもしれませんね。
派手さがなくてシックな感じ。
高級感が程良く漂います。
銀座の4丁目に似合いそう。

レーシングZERO ダークラベル


カンパニョーロ ダークラベルシリーズ


BULLET カンパニョーロ


カンパニョーロ、フルクラム双方から発売になるBULLETシリーズ。
フルクラムは、同様なモデルにREDWINDをリリース。
外周はアルミリムですが軽量なカーボンでリムを高くしてエアロ効果を得るコンセプトの車輪です。
荒川等のフラットなコースでは、リムの高さが効いてきます。
しかし、アルミでは重すぎる。フルカーボンでは高価すぎる。
中庸なホィールですが、見た目と、走りの軽さはインパクトを与えてくれるはずです。
50-105mmまで、各種ございます。

BULLET


BORA ONE ダークラベル


BORA ウルトラTWO


BORAにはウルトラ80mmも追加になります。
高いリムの製品が各社から出て、一種のトレンドになってきた感があります。

完成車からは、最初は今より軽いホィールを。
その次に、長距離の高速巡航性能をかせぎたい、トライアスロンで、、
このような高いリムのホィールを追加されたらいいかなと思います。

今、フロント50mm リヤー85mmの前後セットを組んでいます。
特別価格 12万円(税込)
ハイモジュラスカーボンリム Fr50mm Rr85mm チューブラー仕様
SAPIM CXスポーク フロントラジアル リヤードライブサイドラジアル ノンドライブサイド2クロス
SAPIM 純正ニップル
NOVATEC カーボンボディハブ シマノフリー
付属品 前後クイックシャフト 専用ブレーキパット
とりあえず一セット限定ですので、お早めにご用命ください。

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余談
カンパニョーロ、フルクラム等の展示会。日直商会本社へ火曜の午前中に行きましたが、社長の日向氏自らが迎えてくれました。
水曜休みが多い自転車店ばかりですので、水曜日は混む事が予想されますので。
ゆっくり、じっくり製品を見て、製品のコンセプト、分解方法等をしたつもりです。
センタープルを見て、ツーリング車への転用などを考えている時でした、社長からお声をかけていただき、ふかふかのソファーに身を沈めてお話を伺いました。
DEROSAの事、ユーザーの方の志向、業界全体を考えている事、昔の事等など。
その社長が私がプロデュースしているチタンフレームを御存じで驚きました。
末端の隅っこで、少しずつ作っているチタンフレームが、まさか社長のお目に留まっているとは。
DEROSAも、チタン材の調達に時間がかかっていて、チタニオの納期が大幅に遅れているそうです。
チタニオは、今シーズン、いつも以上に注文が多かったと伺っていました。
社長はドリアーノに確認して、イギリスのレイノルズ社からチューブを調達している事。
そのレイノルズにいる日向社長のお知り合いに、直接電話したそうです。
そして、DEROSAからのオーダーを急いで出荷してくれるように頼んだそうです。
日向氏の人脈と申しますか、お客様の事を常に考え、少しでも早く納品するという姿勢には、頭が下がります。
お話を伺うと自転車界の重鎮の皆様。自転車が本当に好きで好きでたまらない方々ばかり。
165mmクランク、380mm以下のハンドルバー、平地の少ない日本が必要とするギヤー比等、イタリア、フランス、イギリスの良いとこどりで日本独特の自転車文化を築き上げてきた先達の方々の思いを正常に進化させて、お客様のご支援を得て、後世に伝えていく。
それもライトサイクルの役目の様な気がしています。