海の日本工学 陸の東京光学。
戦前戦中、このように言われていた両社。
東京光学は板橋の志村にあり、池袋生まれの私は、戸田橋方面に走りに行くと必ずトプコンの文字を電柱の看板でみていました。
ニコンは一流のレンズ、カメラを今でも生産する会社に。
しかしトプコンはカメラ生産から撤退してしまいました。
そのトプコンが、ニコンよりも先に作った一眼レフカメラ。
てっぺんが潰れていたため、ジャンク品のような価格で店頭に出ていたのを救出してきました。
 
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初めて操作するカメラですが、特に取扱説明書もなくても動かすことが出来ます。
このレンズは、AUTO-TOPCOR 35mm/2.8で、半自動絞りになります。
シャッターボタンが前についていて、ボタンを押すと自動的に絞り込まれ、シャッターが切れますが、次の撮影まで絞り込まれたままなので、ファインダーが暗いのです。
レンズ基部にあるレバーを押し下げると、絞り羽が開いて明るくなります。
何ともレトロでしょう。

飾り


0.25mまで寄れる驚異的なレンズで、このような撮影も特にアダプター等は必要ありません。

熊手


フィルムが、微粒子とは言い難いアグファのVistaカラーですので、解像度を判断するのはどうかと思いますが、レンズの性能は、この当時の最高の水準と思います。
色ノリが良く、好きなレンズの一本になりそうです。

酉の市 おかめ


巫女さん


酉の市


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最後、露出を大きく外したのかとんでもない色になりました。が、これが良かったようです。

酉の市は、朝でしたので、さほどの混雑もなく熊手を授かって帰ってきました。


おっと、秋葉原のヒカリカメラさんにも、同じカメラがありました。
50周年記念でお値引きしてくれそう。
調子はどうかな、
今度見に行きますね。