De Rosaのスーパーキング 
今月のサイクルスポーツにも記事が掲載されていましたが、De Rosaとしては伝統を継承しつつも、従来モデルとは違う全く新しい設計のフレームと感じます。
リアルレーシングモデルに必要充分な剛性と、構造だけではなしえない快適さとの融合は、モノコックカーボン製法だからこそ実現できる複雑な断面形状が、可能になったからなのでしょう。
初めてその姿を見た時の印象は、複雑な形状のダウンチューブと、細いというより薄いシートステーの形は、トップチューブが水平な形を見ても、UGO De Rosaが興し、脈々と続いてきたDe Rosaのカタチを、モノコック製法のカーボンフレームに置き換えて現代に表したロードレーサーのように見えます。




De Rosaのカーボンフレームといえば、ユーロ安を考慮に入れた価格でも、40万円以上がでした。このスーパーキングの価格に、製品のレベルを心配する声も、多くありました。
長くトップモデルとして君臨したKingの名を、さらに超えるスーパーを冠して発売されたにもかかわらず25万円と消費税で入手できる不思議。
台湾製のモノコックとなった、8シリーズの最高峰として、ハンドレイアップしてきたDe Rosa内製カーボンフレームの価格を大きく下回るのは、その生産性にあると言えます。
逆に、重量ではモノコックフレームがおそらく有利。
カスタムサイズができない代わりに、他メーカーを上回る数のサイズ別の金型を作り上げてきたDe Rosa。
それは、一人でも多くの人に、De Rosaを楽しんでもらいたいとクリスティアーノが言っていた事の、具現化にほかなりません。
それでも、25万円という価格は、そう簡単に入手できる価格ではないはずです。
他のモデルとの比較では、割安に感じてしまうスーパーキング。
性能では、Kingを超越してしまうポテンシャルを秘めていると、私は試乗してすぐに感じましたし、重量を公表していないDe Rosa製フレームの中では、最も軽いのではと考えています。

ホリゾンタル(クラッシックスタイル)というトップチューブが水平なデザインも、鉄フレームを見慣れた先輩方に、快く受け止めてもらえるデザインですし、走っては最も重要視される快適さを充分備えながら、ペダルにかけた力を無駄なく走らせるバランスの良さも、楽しんでいただけるはずです。
私は、今、世界中で手に入るロードバイクの中で、このスーパーキングは、おそらく1-2を争う歴史的なフレームになる予感すら感じます。
このフレームを手にして、乗って楽しむことのできるライダーは、今までにない心地よさを感じていただけるはずです。

40万円台で、充分な完成車にまとまりますし、新しいDura-Aceとの組み合わせも、50万円ぐらいで可能なはずです。
選べるカラーは、2色。EPSという電動専用フレームが、もう一色です。
私は、ブラック/シルバーが良いデザインと迷いながらも思いましたが、昨日のお客様は断然ホワイトだそうです。

フレームを載せ替えるだけでしたら、フレーム価格に、2万円程度の工賃と小部品のみ。
オーバーホールついでになら、工賃も負担になりません。

このモデル。輸入元の日直商会でも、予想以上に注文があるそうですので、サイクルモードの前に、かなり完売するモデルが出てくるかもしれません。
昨年は、サイクルモード前にメラック エボリューションが完売になって、ご希望のお客様には大変残念なことになってしまいました。
同じく「ヌーボクラシコ」も早く完売になってしまい、多くのお問い合わせにお答えすることができませんでした。

2013モデルは、ホワイトにゴールドラインが美しいメラック エボリューション。ネオプリマートのスレッドフォークモデル完成車、838完成車、そしてこのスーパーキングの受注を多く戴いています。

いつかは乗ってみたいDe Rosa。古くからの自転車愛好家は、私も含めて憧れを強く抱いていた、というより手が届かないところにあった夢の自転車がDe Rosaでした。
それは、他のどんな自転車よりレースの舞台で活躍し続け、高価なカンパニョーロを美しくまとった特別なブランドでした。
私たちライトサイクルは、De Rosa をお客様に販売できる幸せと、特別な思いを込めて最も素晴らしい状態でお乗りいただき、いつまでも変わらない状態になるよう細密に組立し、いつまでも、整備し続けていきたいと思っています。



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