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ピレリといえば、F-1もサポートするイタリアの有名タイヤメーカーです。
P7という、扁平率の高いハイグリップタイヤが有名で、価格も高く横目で見ているだけのタイヤでした。
昨日、成田空港へ荷物を受け取りに行く際、車の後輪がパンクしているのに気がつきました。
近くのタイヤ館は水曜日お休み。
さて、どうしよう。
とりあえずテンパータイヤに交換して、レンタカーを手配し、レンタカーで成田空港へ向かいました。
タイヤは、既に5万キロを乗っていて、次の車検時には交換を考えていたので、これを機会に交換することにしました。
オートバックス江戸川店へ見積を伺うと、10万円を軽くオーバーします。
215/55R17という、まだ17インチの55タイヤは高いです。
車も10万キロを超えているので、もっと安いタイヤありませんかと。
この際、韓国製タイヤも、台湾製のタイヤでもと思っていたら、なんとピレリが4万円台だそうです。
4本でです。工賃も入れてです。
HPを見ても、特に悪そうなタイヤではないようですし、これに決めました。
成田空港の一往復を、雨の中ステアリングが不安定なトヨタ製のバンで走り、無事倉庫へ格納。
その後、江戸川店へ。
タイヤの実物も見ないうちに、支払いを済ませすぐにピットへ。
交換作業が終わり、いただいた500円のサービス券で、ワイパーブレードと、ウィンドウォッシャー液を購入。
走り始めてすぐに、お。
全然違う。
比較になりませんが、今までのタイヤはTOYOのトランパスシリーズで、型落ちで安くしてもらって1本16,000円ぐらいのタイヤでした。
乗り方がスマートなため、タイヤを減らさない乗り方をいつもしているため、最初の純正装着ポテンザも、この前のタイヤも5万キロ使いました。
減ったタイヤと比べるのもなんですが、前回のタイヤはとてもノイズが大きく、高速道路もゴーゴーでしたので、次回変えるなら静かなタイヤがいいかなと、気にはしていました。
突然のパンクで選択肢がなくなり、このドラゴンになりましたが、まずとても柔らかく感じます。
そして、路面の段差は衝撃が格段に小さくなっています。
ロードノイズも意外と静か。
スポーツタイヤというカテゴリーのようですが、これは充分な性能です。
ひとつだけ残念な点は、ホィールガードの出っ張りがないこと。
縦列駐車の鬼と言われた(^^;;私も、注意しないとタイヤのサイドと、アルミホィールを痛めてしまいます。

安くてもさすがピレリ。タイヤの横には、お馴染みのマーク。
昔、高くて買えなかったP7を、ちょっとだけ感じて走りました。

ところで、私の自転車タイヤは、乗り心地の良いタイヤをいつも選んで乗っています。
値段は、高めになりますが距離を多く乗らないので、ランニングコストより快適性重視です。
今は、ProtosにZondaホィールとビットリアのOpen Corsa Evo CX IIクリンチャーを使っていますが、これは、De Rosaで組んでいただいた仕様のままなのです。
ここ数年、チューブラーばかりでしたので、テスト走行以外は久々のクリンチャータイヤ。
320TPIの非常に細かいタイヤの芯材を用いて、軽くしなやかに作られた高性能タイヤです。
イタリアブランドタイヤらしい、乗り心地は、チューブラーに近い感じがします。
ヤスリ目のトレッドは、走行抵抗がやや大きいものの、コーナリングのグリップ力は高いレベルにあります。
まもなく、このタイヤにも新製品が登場いたします。

ちょっと速く走ろうと考え、空気圧を8bar近くにしますと、カーボンハンドルバーなのに、手がしびれてきます。
チューブラータイヤでは、常用している8barが、クリンチャーではリムに覆われている分が多いため、短距離しか使えません。

MavicのR-SYS SLRには、純正チューブラータイヤを装着してKing3RSで乗っています。
これは、ビットリアのチューブラーに近い感じのタイヤです。
センターがスリックなので、転がり抵抗も少なく感じます。

山に走りに行く時は、軽量なTUFO エリートジェット160g チューブラーを使用しています。
このタイヤは、細くてもグリップがよく、コーナーで後輪がスリップして抜けたことがありません。
雨のやまなみハイウェーで60kmの高速で下った時にも、安心してコントロールできました。

その他タイヤは、常用していませんが、かなりテストをしました。
ミッシュランのPro4は、優等生的な高バランスタイヤです。
耐パンク性に優れ、乗り心地もよく、グリップ力も高いレベルにあり、奥多摩の下りでゼブラ帯に跳ね飛ばされることもなく気持ちよく下ることができました。

ブリヂストンのタイヤは、トラブルが非常に少ないタイヤで、扱いが誰にでもカンタンにできる印象です。
タイヤの脱着も、他の国産タイヤに比べて扱いやすいです。
コンパウンドが秀逸で、転がり抵抗が少ないのに、グリップも良いタイヤですので、どなたにも勧めできます。
新しいカラータイヤのビコローレ。
性能を追求したRR-1シリーズ。
そして、すべてのタイヤの摩耗限界を知らせるイエローベルトが内包され、耐パンク性も高いレベルにあります。

チューブレスタイヤも、ホィールを含めバリエーションが徐々に増えてきました。
このタイヤは、クリンチャーに対して5-10%程度空気圧を下げて乗るところに、美味しいレンジがあります。
とにかく、タイヤの寿命が長い。
3年以上も乗り続けている人は少なくありません。
ユッチンソン(ハッチンソン)の初期のものは、縦方向に割れ目ができて、最後まで使えないタイヤがありましたが、今はそれもありません。

完成車に最初装着されるタイヤは、スチールワイヤーが内包されたものが多く、重量も重いものが多いです。
タイヤを交換して、始めて本当のロードバイクの快適さを実感される方も、いらっしゃいますので、夏の暑さで疲れきったタイヤを、交換してみてはいかがでしょうか。
ライトサイクルでは、乗り方、自転車にあった最適なタイヤを、ご提案させていただきます。

以上、タイヤのおはなしでした。




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