
デローザのスーパーキング。
フレーム価格が、他のモデルより大幅に下に設定された税抜き25万円。
ホリゾンタル形状のカーボンフレームという待ち望まれていたスタイルだからなのか、2013一番人気とも言えるロードレーサーフレームです。
価格の設定がKingより下に設定されていて、ネーミングはKingを超えたSuper King。
昨日、入荷してきたフレームをお客様と目の高さで仔細にみて、感じた事を、ご参考になればと、忘れないうちに記します。
Super Kingの特徴といえば、短いリヤーセンターを、まず考えます。
設計者のダニーロ デローザは、この点ちょっと自慢げに話してくれました。
8シリーズは、デローザ工場内製ではないことは、すでにオープンにされています。
スーパーキングの生産工場は、Xpace社というとてもハイグレードなカーボンフレーム工場の製品です。
この会社は、台湾の企業で、大陸のアモイに巨大な生産工場を有する、非常に高い技術を持つ工場です。
デローザ以外にも、有名ブランドのトップエンドをも生産する工場として、業界ではとても有名です。
では、デローザがなぜOEM生産?
この点、8シリーズは、内製では作れない大きな設備と経験が必要なモノコック製法のフレームだからです。
デローザの工場で内製するのは、ダニーロ担当のTeamシリーズ、ドリアーノ担当のコルム、チタニオ。その他KingRS、PROTOSなどのカスタムモデルとネオプリマートのスチールフレームです。
これだけのモデルを作るには、非常に手間と時間を要します。
モノコック製のカーボンフレームは、たとえばこのスーパーキング。
フロントトライアングルと、左右のシートステー、チェーンステーの一体整形部品を、シートチューブ後ろで繋いで作る3ピース構造。

真逆のたとえばBMCなどは、24の小部品に分けて整形部品を接着して作るのとは違い、わずかな接合点でフレームを構成できる利点がありより無理のないフレックスと、軽量化を実現しています。
フレームの、たとえばダウンチューブの途中に、何箇所も継ぎ目があると、走行時にかかる応力変化が、素直に行われず、ちょうど小継ぎの振り出し竿のように、ジョイントでカクカクしてしまいます。
デローザは、スチールモデルに、ショートポイントのラグを使っているのをご存知と思いますが、これも、見た目に長いほうが、などと言うのではなく、パイプのフレックスをできる限り邪魔をしないより短いものを採用しているに過ぎません。
さらに、ドリアーノが作るコルムのTig溶接が最良の方法と、彼は言い切ります。
この考えが底辺にあるデローザは、それこそロードフレームの性能にこだわり続けたウーゴ・デローザの教えを忠実に守っているからなのです。
カーボンフレームでも、その点はまったく同じ。
プロトスの生産現場でも、長いチューブを加工して接着して組んでいました。
ハンドレイアップの、この方法は、正確なジグに固定して、芯を出す経験が必要で、モノコック製法より接合点が多くなる不利な面もあり、生産に時間もかかります。
反面、寸法の自由度は非常に高く、ライダーの体格、乗り方に合わせてどの様にも作ることができます。
デローザは以前から、スーパーキングだけではなく、その他のモデルも、多くの高価な金型を作ることで、できる限りサイズを細分化。モノコックではありながら、他社以上に最適サイズをご提供できるモノコックの負の面もカバーしています。たとえば、シートステーとチェーンステーが交わる角度。
これも、フレームサイズですべて異なる角度になります。
大方のカーボンフレームや、カーボンバックフレームが、ねじで固定して角度の自由さを確保し、作っているのに対して、デローザは、左右別部品を各サイズごとに金型を起こして作っています。
これが、最初にお話したチェーンステーの短さを実現できた一番の要因なのです。
396MM−400MM。
他のロードモデルを、あるいはご自身のモデルのジオメトリー表を見て比べてみてください。
おおむね、408MM程度のこの寸法を396MMにするとどうなるのか?
かつてエディメルクスも、短いチェーンステーを好んで使っていました。
この寸法が短くなると、とても反応のいいフレームになることは知られています。
しかし、その反面、乗り心地を阻害し、長距離モデルというよりはピストモデルのような短距離スプリントにその特徴を生かす傾向にありました。
それをダニーロは、シートステーを細く、しかも一体構造でデザイン、リクエストすることで、快適性を最大限に確保した上で、短いチェーンステーを実現しています。
これは、まったく新しい試み。
カーボンのモノコックフレームだからこそ、可能になった作り方で、その昔スチールフレームで、作っていたころのデローザの真骨頂がよみがえった瞬間でした。
実際、スーパーキングに、先日特別な試乗の機会を得て、走ってきました。
女子の川上も普段ほとんど乗っていないにもかかわらず、水を得た魚のようにグイグイと走り始め、メラックを借りた私も、本気で追いました。
向かい風は、ローテーションで回して、試走は気持ちいいの一言。
本人は、いつもよりトップチューブの短いモデルだったにもかかわらず、これがぴったりかも、とご満悦。
細めのシートステーがイメージするリヤーが弱そうな傾向はまったくなく、プロトタイプで問題を指摘したブレーキブリッジも強度を増し、すばらしいバランスに仕上がっています。
このモデルは、プロライダーの強靭なスプリントをも支えながら、軽さ(実測フレーム単体約1000KG)を生かしたヒルクライム、快適さを充分生かしたロングライドも、本当に欲張りなフレームになっています。
ダニーロ・デローザ、デローザファミリーが世に問うスーパーキング。
オリジナリティ溢れるロードフレームを、ぜひ手に入れて楽しんでみてください。
kingを超えたスーパーキングであることに、すぐ気がつくはずです。
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8シリーズは、デローザ工場内製ではないことは、すでにオープンにされています。
スーパーキングの生産工場は、Xpace社というとてもハイグレードなカーボンフレーム工場の製品です。
この会社は、台湾の企業で、大陸のアモイに巨大な生産工場を有する、非常に高い技術を持つ工場です。
デローザ以外にも、有名ブランドのトップエンドをも生産する工場として、業界ではとても有名です。
では、デローザがなぜOEM生産?
この点、8シリーズは、内製では作れない大きな設備と経験が必要なモノコック製法のフレームだからです。
デローザの工場で内製するのは、ダニーロ担当のTeamシリーズ、ドリアーノ担当のコルム、チタニオ。その他KingRS、PROTOSなどのカスタムモデルとネオプリマートのスチールフレームです。
これだけのモデルを作るには、非常に手間と時間を要します。
モノコック製のカーボンフレームは、たとえばこのスーパーキング。
フロントトライアングルと、左右のシートステー、チェーンステーの一体整形部品を、シートチューブ後ろで繋いで作る3ピース構造。

真逆のたとえばBMCなどは、24の小部品に分けて整形部品を接着して作るのとは違い、わずかな接合点でフレームを構成できる利点がありより無理のないフレックスと、軽量化を実現しています。
フレームの、たとえばダウンチューブの途中に、何箇所も継ぎ目があると、走行時にかかる応力変化が、素直に行われず、ちょうど小継ぎの振り出し竿のように、ジョイントでカクカクしてしまいます。
デローザは、スチールモデルに、ショートポイントのラグを使っているのをご存知と思いますが、これも、見た目に長いほうが、などと言うのではなく、パイプのフレックスをできる限り邪魔をしないより短いものを採用しているに過ぎません。
さらに、ドリアーノが作るコルムのTig溶接が最良の方法と、彼は言い切ります。
この考えが底辺にあるデローザは、それこそロードフレームの性能にこだわり続けたウーゴ・デローザの教えを忠実に守っているからなのです。
カーボンフレームでも、その点はまったく同じ。
プロトスの生産現場でも、長いチューブを加工して接着して組んでいました。
ハンドレイアップの、この方法は、正確なジグに固定して、芯を出す経験が必要で、モノコック製法より接合点が多くなる不利な面もあり、生産に時間もかかります。
反面、寸法の自由度は非常に高く、ライダーの体格、乗り方に合わせてどの様にも作ることができます。
デローザは以前から、スーパーキングだけではなく、その他のモデルも、多くの高価な金型を作ることで、できる限りサイズを細分化。モノコックではありながら、他社以上に最適サイズをご提供できるモノコックの負の面もカバーしています。たとえば、シートステーとチェーンステーが交わる角度。
これも、フレームサイズですべて異なる角度になります。
大方のカーボンフレームや、カーボンバックフレームが、ねじで固定して角度の自由さを確保し、作っているのに対して、デローザは、左右別部品を各サイズごとに金型を起こして作っています。
これが、最初にお話したチェーンステーの短さを実現できた一番の要因なのです。
396MM−400MM。
他のロードモデルを、あるいはご自身のモデルのジオメトリー表を見て比べてみてください。
おおむね、408MM程度のこの寸法を396MMにするとどうなるのか?
かつてエディメルクスも、短いチェーンステーを好んで使っていました。
この寸法が短くなると、とても反応のいいフレームになることは知られています。
しかし、その反面、乗り心地を阻害し、長距離モデルというよりはピストモデルのような短距離スプリントにその特徴を生かす傾向にありました。
それをダニーロは、シートステーを細く、しかも一体構造でデザイン、リクエストすることで、快適性を最大限に確保した上で、短いチェーンステーを実現しています。
これは、まったく新しい試み。
カーボンのモノコックフレームだからこそ、可能になった作り方で、その昔スチールフレームで、作っていたころのデローザの真骨頂がよみがえった瞬間でした。
実際、スーパーキングに、先日特別な試乗の機会を得て、走ってきました。
女子の川上も普段ほとんど乗っていないにもかかわらず、水を得た魚のようにグイグイと走り始め、メラックを借りた私も、本気で追いました。
向かい風は、ローテーションで回して、試走は気持ちいいの一言。
本人は、いつもよりトップチューブの短いモデルだったにもかかわらず、これがぴったりかも、とご満悦。
細めのシートステーがイメージするリヤーが弱そうな傾向はまったくなく、プロトタイプで問題を指摘したブレーキブリッジも強度を増し、すばらしいバランスに仕上がっています。
このモデルは、プロライダーの強靭なスプリントをも支えながら、軽さ(実測フレーム単体約1000KG)を生かしたヒルクライム、快適さを充分生かしたロングライドも、本当に欲張りなフレームになっています。
ダニーロ・デローザ、デローザファミリーが世に問うスーパーキング。
オリジナリティ溢れるロードフレームを、ぜひ手に入れて楽しんでみてください。
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