当時売れた自転車ですので、乗っていた方は多いのではないでしょうか。
ご近所のお客様は40年前に買った自転車で、泥除け、キャリアー、ハンドルを交換して乗っているそうで、とても乗りやすいのだそうです。
しばらく乗らなかったのを、また乗れるようにとの事で、入庫しました。
40年の歳月は、グリースを変質させ、ベアリングを使い物にならなくしています。

実はこの自転車と同じ自転車を、4歳違い、私の一番下の弟が、中学時代に乗っていました。
今も、自宅の縁の下に保管しているはずで、捨てられないでいます。(いつでも持ってこいよ)













ベアリング関連は、すべて分解。
ハブ、BB、ヘッドパーツ。ワイヤーも全交換します。スポークが緩んだホィールの調整、前後タイヤチューブ交換(27x1-1/4 通称シブイチ)等を実施します。
ハブのべアリングコーン(玉押し)は、虫食いを起こした部品を、シマノの新品で代用します。
ボールは全交換して、新品以上に滑らかな回転になりました。
BB、ヘッドはまだこれからです。

このフレームは、当時クロモリチューブを使った、やや高級なフレームでした。
他のメーカーが、前三角だけクロモリだった時に、フォークもクロモリを使っていて、ラグレスの仕事はとてもきれいです。
塗装も含めたレストアは、今回していませんが、また30年は乗れる状態にするつもりです。

数日を要する修理になりますので、費用はかなりかかります。
ご相談をいただくことが多いのですが、場合によっては新車を購入したほうが良い場合がほとんどです。
それでも直したいとご依頼いただく場合が、最近増えてきました。

当店は自転車店を営んでいますから、社会的な立場から一般車の修理もお引き受けしています。
車椅子などの特殊車もできるだけ修理していますので、ご相談ください。




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