EQUINOXの新しいハブ、リム、スポークが一体になったシステム MISSが、表題のアワードを獲得しました。
世界中からのエントリーの中、このショーが選んだホィールが前年に続きEQUIINOX製品です。
生産、開発に余念がないカーボンホィールのリーディングファクトリーとして、その開発は止まりません。

EQUINOXでは、ベーシックラインにして、他ブランドの標準を超えているSPシリーズも、より低いプロファイルのモデルが仲間入り。クリンチャーモデルも今後追加されます。




このモデルがアワードとIFデザインをダブル受賞しました。
ハブとスポークを一体化しています。MISSとネーミングされた、接着剤での固定ではなく、EQUINOXの高い技術力を見せつける、次世代のホィールシステムです。



ブースは、過密なミーティングスケジュールで、開催期間中はコントロールされます。
臨月を迎えているチーフセールスのTeresaも、重そうな体で大健闘。
ハブはEQUINOXオリジナルですが、SPシリーズのハブボディはNOVATEC製。NOVATECの設計者と彼女とEQUINOXの技術者と、10速ハブに取り付ける11速フリーボディを細かく検証。
今回の一番の目的は、ここにあります。



SPシリーズに加えたい、ロープロファイルのカーボンホィールです。
ハイペロンのようなモデルで、現行SP38より軽量化して、登りで楽しんでいただきたい、ホィールに仕上げるつもりです。平地の空力より登りの軽さを優先したい方に、お勧めのモデルになります。

また、ご要望の多いクリンチャーモデルも、ようやく軽いリムができそうなので、これを使ってSPシリーズをより楽しんでいただけるように熟成していきます。

残念なのは値段です。
まだ、在庫分はそのままの値段で販売できますが、次回入荷より価格が変更になります。
お求めはお早めにお願いいたします。

決戦用というわけではなく、日常の、例えば通勤用途にも使えるカーボンホィールがSPシリーズです。
89,000円という価格に秘められた、多くのパテントとテクノロジーは、価格以上の価値を有します。



何回かに分けて、ショーの気になった商品や、傾向をレポートさせていただきますが、同業他社の方も多くご覧頂いていますので、細かく掲載はできません。
どうか店頭でいろいろと気になることがございましたら、お気軽にお尋ねください。

ちょっとだけ触りを。
ロードバイクのDISKブレーキ対応フレームが、今回は多く展示されていました。
TEKTROがこの分野ではすでにカンパやシマノをリードしています。
同じ系列のSRAMが、おそらく次回は11速と油圧ディスクブレーキを全面に押し出してくるでしょう。
噂の域を出なかったマイクロシフトの電動コンポーネントは、今回のショーでも見送りでした。

松原が主にレポートすると思いますが、MTBの出店に大きな盛り上がりが見えてきました。
長く低迷していた日本市場も、触発されて上昇してくれば良いかなと思います。
チタンフレームは、相変わらず多く出展されていました。その反面、あんなに多かったクロモリ車が少なくなりました。
チタンは、その多くが中国の大陸製。地金の色が全然違うのでひと目でそれとわかります。
似て非なるもので、価格も安いのですが、これに手を出す業者には忠告したいです。
これをご覧の業者の皆様、お客様の安全が第一ですよ。

カーボンホィールの出展も相変わらず多いです。
でも、パテントやレイアップに使うレジンの素材で、完全に2局分化してきました。
高温に耐えることのできるレジンを用いないと、数回使っただけで変形して壊れてしまうと思われる製品が沢山目に付きます。形状を真似ても、技術的にはまだまだです。4-5万円で簡単に販売できそうなこれらカーボンホィールですが、生産工場のレベルがまともに製品に反映されてしまいますので、まだまだEQUINOXのアドバンテージは大きいです。

往路も復路も機内は知った自転車業界の皆様と一緒。
オーストリッチの伊美社長、絹自転車の荒井氏(MR-4の設計者として業界では有名)、日直商会の皆さん。
今回は、前線が台湾との航路上にあったので、よく揺れました。
オーストリッチも、このショーに出展して世界企業になったら嬉しいのに。と言うと、社長は製品の手作りにこだわっていて国内で手一杯。無理しないそうです。このショーの出張にも、真似されいないかチェックするためのようですね。
バックといえば革を使ったバックも多く出展していましたが、雨の多い日本向きではないと私は考えます。
何より重量が重すぎます。
もっと薄く漉いて、シリコンオイルで表面をブラッシングして軽さと耐候性を上げると、実用になると思います。

とかとか、
広い会場を行ったり来たり。
どこをどう見てきたのか途中で分からなくなり、
それでも迷子を出さずに済みました。
今日から、新たな気持ちで頑張りますので、応援のほど、宜しくお願い申し上げます。



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