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ライトサイクルのチタンフレームの良さは、乗っていただいていらっしゃる方も少なくないので、充分な御評価も頂戴しています。
そして今回は、新しいチャレンジを形にしたフレームが完成いたしました。



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自転車に詳しい方なら、ピピッと感じたと思います。
今回完成したこのフレームは、チタンフォークにスレッドの、しかも1インチのフォークを製作し装着しています。
試作品を除いて、おそらく世界初の事だと思います。
1インチスレッドの完成には、非常に長い間の試行錯誤、テストを繰り返して時間がかかりました。
さらにフロントフォークの肩を現在開発中ですので、これが出来ればよりタイヤの太いランドナーも出来ることになります。
キャンピングも夢ではありません。
今回のツーリング車は、コーラスコンポーネントで8.5kg前後で出来ました。
ロードレーサー並みの重量ですので、山岳コースも楽々でしょう。お客様のご要望ですがボトル台座をダウンチューブ下にも増設し、3個所にしてブルベ対応の設計にいたしました。

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チタン合金のしなやかさ、快適さと軽さは、スチールフレームに勝るものですが、素材の価格、加工性はスチールにかないませんでした。
チューブを切断する工程だけでも、スチール(クロモリ、マンガンモリブデン、ニッケルクロム、ニオブなどの合金鋼)製に比べて、何倍も時間がかかるのです。
溶接工程も、ビード(波のように見える小さな盛り上がり)一つ一つを正確に積み重ねていくので、ロウ付けや同じTig溶接で比べてもものすごく時間がかかります。
じーーー、じーーー。というように、ビードを作って溶接していく工程は、熟練職人でも根気の要る作業です。
素材同士を最小限の範囲で強固に溶接することで、素地同士のしなやかさな特性を連続したものにするのは、昔からフレーム職人の大きな課題でした。
すなわちフレーム体そのものが、溶接でひとつの構造体になるということです。

フロントキャリア、リヤー分割式泥除けを装備していますので、輪行でどこへ行くのも思いのまま。
このスポルティーフがあることで、大きく行動範囲も広がることでしょう。

スケルトンは、ほぼロードレーサーの設計ですので、ハイスピードのツーリングが可能になるはずです。
細いチューブの美しいフォルム。
チタン合金地金の恒久的な輝き。

スチールフレームを垂涎する、チタンフレームです。

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