

久々、ホノルルセンチュリーライドをお客様方と走りました。
スタートは朝6:15分
しらじらと空が明るくなってくるころ、このイベントは始まります。
ホノルルから、ほぼ海岸沿いを東に走り、80km先のSwanzy Beachを目指します。
ダイアモンドヘッドを右側に回りこむあたりから太陽が道を明るく照らしていきます。


海から登った太陽は、この日あまり元気がなく、湿った東風で気温は26度前後と低いのですが、ハワイの山にぶつかって雨雲を形成し、所々で雨を降らせました。
そのためか、パンクが頻発。
路面が濡れた個所を過ぎると決まって路肩で修理する姿を見かけるようになります。
H1高速を右一車線、自転車専用にしてくれていて、非常に気持ちよく走ることが出来ます。




ハナウマベイへの登りが始まるところで、ルートは左折。
しばらく走ると右折して最初の難関とも言えるハートブレークヒルへの登りが始まります。
最初は5%ぐらいの勾配ですが、ラストは10%近い勾配になります。
短いので、インターマックス代表で、レース解説などで、おなじみの今中さんが大きなモーションのダンシングで登っていきます。私も同じようにダンシングでグイグイ。
ダイアモンドヘッドを回り込む展望台で、実は今中さんと絹代さん、シクロワイアードの代表、綾野さんとお会いして、お話していたので、抜かれても驚くことはありません。
登りきると地元の子供たちが、朝も早いのに参加者を毎年のように今年も応援してくれています。
海沿いで景色の良いSandy Beachのエイドステーションまでは、坂を下ってすぐです。
本日最初のエイドステーションは、メインテナンスコーナーが大盛況でした。


通過のシールをゼッケンに貼り、先を急ぎます。
次のイベントはマカプーという非常に景色の良い岬の小さな峠です。
ここも5%ぐらいの勾配が続きますが、まだまだ皆さん元気です。





海沿いから離れて、森の中の道に変わると次のエイドステーションはもうすぐ。
50マイルの折り返し地点でもあります。


ここまでで体調が優れないとかして引き返す人もしばしば見られるところでもあります。
Kmに換算すると80kmになりますから、普通はこれでも満足できるでしょう。
その後は、海からやや離れ、直線の上り下りを繰り返すようになります。
道も、車の通行の多い道になり、神経を使いますが、路肩により過ぎるとパンクが待っています。
交差点に砂利というかガラスの混じったのが積もっている状態。
避ければいいのですが、交差点を過ぎるたびにパンク修理をしている人を見かけます。
先に雨が降っていたようで、路面が濡れていることもパンクを助長します。
タイヤのゴムは、一般に濡れるとガラス等で切れやすくなるのです。
サポートカーが治しているところもあれば、自分や仲間で修理している光景を、この日はどれほど見たでしょうか。

海沿いの道になると、75kmの折り返し地点です。
この時点で10:30を過ぎると先にいけない約束で、引き返さなければなりません。
この関門は10分前に出発しました。
このころには参加メンバーも3つに分かれ、先に行ったグループは30分程度先行しています。
折り返しの手前、何キロでしょうか?
参加メンバーが100マイルを折り返してきてすれ違いました。
遠くに見える岬を回りこむと折り返し地点のSwanzy Beach です。


この場所へ来ると、忌野清志郎さんを思い出します。
一緒に走ったことはないのですが、彼はこのイベントをとても気に入っていました。
ちょっと久しぶりに参加したのを機に、私も彼と同じようにウクレレを一本買いましたが、私は製作工房まで行って買う高級品を手にした訳ではありませんが。

100マイル折り返し地点を出発したのが、11:30。
残り80kmを5時間半で走らなければ完走になりません。
ここまでも、結構雨に降られましたが、帰りの方向は雨のカーテンが見えています。
走り始めると結構な向かい風。
海も荒れていて波が高いです。
私は同行でスタッフの川上をゆっくりのペースで引きます。
下りから登り返すときには、ドルフィン走法と言うような惰性を使い、登りはじっくりと登ることを繰り返して距離を稼いでいきます。

エイドステーションは短めに済ませて、補給に注意しながら先を急ぎます。
途中アンカーの藤田さんにお世話になったり、今中さんに川上が登りで押してもらったりしながら上り下りの続く道を走ります。




突然、雨がひどくなり、先行し始めた私は屋根のあるバス停に緊急避難。
20分ぐらいで上がりましたが、川上さんも追いついてきました。


また、一緒に走り始め、ゴールまでの残り時間と距離を計算しながら小雨の中を走ります。
マカプーを上りきり小休止。携帯食料をガッツリ食べてハンガーノックにならないようにします。
ハートブレークヒルを逆に上り、下り、最後のエイドステーションでは泥だらけになった自転車をシャワーで洗浄するサービスの恩恵にあずかり、オレンジとバナナをいただき、スポーツドリンクをボトル半分だけ詰め、最後の20kmにスタートします。
計算では平均時速15km以上なら規定時間内にゴールできそうですが、ここからの川上さんの走りが見事でした。


4車線道路の路肩を小さな上り下りもグイグイと走り続け、前の集団に追いついてしまうほど。
カハラモールでH1から別れて、ダイアモンドヘッドを回り込む最後の登りも大したことなく上りきり、ゴールカピオラニ公園へ駆け下っていきます。

ゴール前はシクロクロスを思わせる道ですが、無事ゴール。

クローズまでは約40分残しでした。
帰着申告を済ませ、使ったゼッケンと完走証をラミネート加工してもらって、ホテルへ帰ります。
私たちのホテルは、この公園から最も近い位置で、こんなとき助かります。




この後、ワイキキビーチの海に入って、体をクールダウン。
レストランで打ち上げのステーキを食べて大満足。
2回のパンクでタイヤを使い果たし、ゴールできなかった1名とスタート時間に大幅に遅れ、一人センチュリーライドとなった方を除いて、今回はゴールしました。
楽しかった長い道のりを振り返り、話が弾んだのは言うまでもありません。
私は3-4年ぶり、3回目の参加でしたが、いろいろ変わったホノルルセンチュリーライド。
参加した方にリピーターが多いのもこの大会の特徴で、ハワイで自転車に乗る楽しみにために、毎年参加されている方も多いと伺います。
参加者希望者が集まれば、また来年も企画いたしますので、そのときには思い出してどうぞご参加ください。
完走した達成感は、本当に大きい大会です。
皆様のおかげで、ホノルルで走ることが出来ました。
感謝申し上げます。
ありがとうございました。
MAHALO
ブログ楽しく拝見しました。
読み進めていくうちに、復路で自分たちが入り込んでいる写真を発見しました。
差し支えなければ、頂戴して、自分のブログにも掲載しても良いでしょうか?
当日、自分が映った写真をほとんど撮ることが出来なかったものですから・・・T^T
お時間ある時にでもご返信いただければ幸いです。