自転車店向けに、各社の2016モデル展示会が、始まりました。
各社新しい製品も若干用意していますが、継続モデルも含め価格をどうするか決めかねているようです。
各社の傾向ですが、2016モデルで8-11％程度の値上げを予定しています。
今後の為替の動向もありますが、発注は半年前かそれ以上ですので、現在の為替が反映されるものと思います。


ほとんどの支払いは分割する場合もありますが、輸入の場合前払いが原則。
決済のタイミングを計っているうちに円安がさらに進行してしまっていると言う感じです。
新105も、まもなく発売が始まる新Tiagraも価格は上がります。
OEM向けのシマノ製品は、すでに価格が上がっていますので、完成車の価格上昇は避けられない傾向にあると言えるでしょう。
2016モデル、どこが変わるの？
ツールに参戦しているような大手ブランドは、例年通り新製品をかぶせてくると思います。
先に行ってきた某イタリアブランドは、一部モデルの廃盤、継続、そしてニューモデル登場と言うように、変わる部分もありますが、構造的に大きく変わるものではありませんでした。
DISKブレーキも言われるほど大きな流れにはなっていません。
これも、規格の統一が図られてからのことで、次期DURA-ACEが12速。DISK仕様を別ラインで追加と言う形になり、UCIの限定認可レースをテストケースにして、結果が良ければ公認していく方向のようです。
これを実現するためにはエンド幅を135mmかそれ以上にしてくると思います。
一部のマニアの方は追従していくのでしょうが、どれだけのお客様がフレームを変えてまで新しいコンポーネントに動くか疑問です。
自転車店のライトサイクルとしては、アンテナを張り巡らし、新しい情報を入手してメカニックサポートの技術を磨いていくに過ぎませんが、新しい構造を理解するためにも積極的に入手し率先して調整を試みていくのは、EPS,Di2、DISKブレーキなどと同様です。

一部の資料は、ご来店いただければ御覧いただくことが出来ます。
どうぞ高橋までご用命ください。

メーカーに振り回されることなく、無駄なお金を使っていただかないよう、出来るだけ効率の良い自転車を個々のお客様にとって最適なモデルを手をかけて組み立てて行く。
さらに将来のアップグレードも充分対応できるように、楽しく乗り始めることが出来る無理のない姿勢で。

今後もこのようなスタンスで、ライトサイクルはやって行きたいと思います。


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