代官山のとある場所で開かれたアンカー展示会には、大雨にもかかわらず、多くのショップオーナーが来場しました。
ライトサイクルも、10年前の開店以来、アンカーは中心的な商品であることから3人で行ってきました。
追記
10月20日までのご予約で、通常10%オフですが15%オフにて受注させていただきます。
お支払いは受注時、お申込金を。納車時に現金でのお支払いに限らせていただきます。
その他bのお支払い条件は、お気軽にご相談ください。
最初にご紹介するのが、人気のフレームであるRIS9の後継モデル、ニューモデルの RS9です。
メディアの注目を集めていたこのニューフレームの開発は、ブリヂストン本体、中央研究室での共同開発です。
先にご紹介させていただいたDeRosaがピニンファリーナとの共同開発でSKというモデルが生まれたのに似ていますが、ブリヂストンは微細とも言えるフレームのかすかな動きを動的に解析。
ライダーが実際動いているときの状態解析など、F-1マシンのタイヤの解析をも行う測定、研究装置、ソフトウェアーを駆使して、およそ自転車のフレームを作る事に及びもつかない多大なデーターを得ることができ、PROFOMATと命名された推進力最大化解析技術を確立し、このフレームの開発にあたりました。
マンパワーを如何に効率よく移動する力に変えていくのか。
カーボンファイバーの繊維の性能、積層に至るまで研究し尽くし製品化してきました。
今回展示はされていますが、まだその耐久試験は続いています。
そして、その耐久性を各サイズごとに特に高いレベルに設定されたブリヂストンクォリティで実現して初めて、
製品として出荷が始まるのです。
一般にロードレーサーのフレームの構造は、ライダーの体重を支え、運動効率、空気抵抗の少ない乗車姿勢をもたらします。さらに前進するためにペダルを踏み込む力がクランクに伝わり、クランクアームをねじるような力が発生。その力がクランク軸に複雑な力を与えますが、それを支えるフレームは、ねじれる方向の力がかかります。フロントブレーキレバーを握り、右クランクを右足で右足で踏んでみていただければ、そのねじれ方向の動きを実感できると思います。
どんな高剛性のフレームでも、ペダルを水平程度にしてこのように踏むことで、フレームのねじれ強さを体感できます。
そしてこの時、後輪も直進から斜め方向にわずかに動くことが認められると思います。
これがウィップと言われる現象で、昔からフレームビルダーの考え方が分かれる部分なのです。
ねじれを少なくしすぎると、効率は良くなりますが疲労度が増します。
大きすぎると不安定になるばかりか、強く踏み込むと後輪も進行方向からそれてしまいます。
この微妙な部分に、ブリヂストンは早くから着目してきました。
RL8の発表の時も、わざわざ他社製品のカットモデルまで用意して解説していました。
今回のRS9についてのプレゼン内容は、以下のWebサイトに詳しく掲載されれいますので、ご参考にされてください。
アンカーラボという、上尾工場の隣にある施設で自の計測機器において、中西さんをリーダーにアンカーの選手と製品開発は続けてきましたが、ブリヂストンという幾多のモータースポーツ、レースの中で培われてきた技術の基礎研究が、今後の自転車開発をより高い次元押し上げ、ごく限られた人間の力をより効率の良い移動手段としてのスポーツサイクルへ変えて行くことになるのでしょう。自転車業界という枠にとらわれない巨大な資産を持つブリヂストン傘下だからできる新しいプロジェクトだと思います。
フラッグシップモデルに位置付けられるRS9ですが、製品を細かにみていくとBB周りの構造が目を引きます。
フォークとヘッド回り、フォークの下玉受け一体化フォークなど、他社も採用する技術に真新しさはありませんが、カーボン製のフォークエンド、フレームエンドのハブが接する部分にステンレスプレートを補強している
ところに、ブリヂストンらしさを感じる工夫がありました。
カーボンそのもので作られている軽量フレームがありますが、やはり確実なハブの固定には不安が残ります。
また、エンドそのものの平行度、エンド同士の幅と平行度は、ハブの回転そのものにも大きく影響を与える部分です。精度の高い高品質なハブほど、強くクイックシャフトを締めると回転が渋くなる場合、エンドの部分に問題がある場合も多いからです。
ステンレスの当たり面加工は、軽量化を達成しながら高い耐久性も両立する良いアイディアです。
細部に仕上げにこだわった作りで、パット見のインパクトは少ないですが、種類の増えた塗装セレクトで、個性はいくらでも演出できるのが、新しいアンカーです。
アンカーレーシングチームの選手も、この新しいフレームを得て、より良い成績につながるのでしょうか。
こちらも注目です。
このRS9シリーズ、フレームセットは300,000円。
Dura Ace FUCRUM Racing Zero装備で710,000円 Di2 プラス13万円
RS9 ELITE ULTEGRA 520,000円 Di2 プラス82,000円
以上です。
発売開始は予定通りなら来年3月よりデリバリーとなります。
RMZは従来通り。価格は2万円アップの485,000円(\フレームセット価格)となります。
RS8 も従来通りです。
約フレームで2万円 完成車で3万円アップになります。
今回も限定販売のEPSEが発売になりますが、同じ105仕様のRS8 EQUIPEが255,000円に対して240,000円という価格です。
RSシリーズはレーシングモデルそのものを表しますが、RA6に変わって新登場するのがRS6です。
軽量アルミフレームのRS6も先のRS9同様の構造解析を行い開発されたモデルになりますので、一見普通のロードフレームに見えますが、その走りに期待が持てます。
105搭載モデル RS6 EQUIPE 200,000円 EPSEは同じく200,000円
New Tiagra搭載のRS6 SPORTは170,000円 RS6 EXはSORAコンポーネントで145,000円になります。
RLシリーズはRS以上にロングライドを快適にするモデルです。
RL8は、レーシングカラーのREDがブラックにブルーの差し色となり3色。
ほか、全モデル、選択カラー可能モデルはシンプルカラーとネームを変えた従来カラーとマット、シルキーマットの3つの仕上げから選べるほか、ラインパターンも選択できるようになりました。
RL8 Dura Aceモデル 605,000円 フルクラムレーシング3を選ぶと6万円引きとなる裏技も継続ありです。
RL8 ELITE 375,000円 RL8 EQUIPE 105モデル 300,000円になりました。
このRL8は大きく変わりませんので、概ね3万円も違う現行価格の2015モデルもお勧めしておきます。
RFA5も大きく変わりません。
価格、塗装の選択範囲の差だけにとどまりますので、RFA5 EQUIPE 105モデル195,000円(2015モデル180,000円)と15,000円程度の差になります。
日本製のRNCシリーズはほとんど価格も変わりません。
フレーム価格は変わらず、完成車価格で1万円のアップになります。
RNC7 EQUIPE 105完成車 250,000円
RNC3 EQUIPE 105完成車 195,000円
RNC3 EX 140,000円
ほか、ジュニアロードのRJシリーズ。タイムトライアル・トライアスロンモデルのRT9、MTBシリーズ、レディスモデル、ほぼ変わりません。
ピストモデルに中距離モデルのTM8が新発売です。
今年も早期ご予約特典をご用意しています。
気になるモデルがございましたら、どうぞお気軽にスタッフへご相談ください。
また、今回も試乗会を予定しています。
2016カタログをご用意していますので、配布はできませんがご覧いただけます。
価格の大幅な変更は、各社同様な感じがいたしますが、ANCHORはニューモデル以外大きく変わっていません。現在、2015モデルでの受注を承っておりますので、こちらもお早めにご注文いただければと思います。
今日もライトサイクルブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。