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日本橋人形町に「カメラのロッコー」が出来たのは30年も前のことだそうな。
約3年前に現 店主は、引き取り手を探していたこのロッコーを、通い慣れた早田カメラから独立して引き継いだのです。

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店主はこの方、広木 義人。
ケルビムのランドナーをこよなく愛する、自転車人でもあります。

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手にしてくれたのは、修理中の初期のローライコード。
二眼レフの場合、修理は張り革を剥がすのですが、ローライは革なので再利用できるとの事。
その他は、パリパリ割れてしまうので、別のものを張らなければならなくなるのだそうだ。
当時は非常に高価なこのカメラも、今ではそう無理がない価格で手に入れる事が出来ます。

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ジャンク品。合えばお得なレザーケースです。

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珍しいARCOがありました。
このカメラは蛇腹構造をあえて使うことで、内面反射を抑えレンズの繰り出し量を増やすことで、近接撮影を可能にした希少な日本製のカメラです。

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オリンパスPEN。
有名なカメラで、誰にも思い出のあるカメラでしょう。
私も小学生のときの遠足で、多くのこのカメラをうらやましく見ていました。
小さくて36枚フィルムで72枚撮れるハーフサイズカメラです。
販売価格は15,000円前後です。

ロッコーでは、このカメラでフィルムカメラの楽しさを、まず初めて見ませんかと提唱しています。
このPENはオリンパスの米谷氏が設計した小さな銘機で、ズイコーレンズの写りのよさで、大人気を博したカメラでした。オートのモデルやマニュアル撮影を楽しめるモデルや、明るい大口径レンズを搭載した高級機もありました。
久々に手にすると、手に良くなじみ、ファインダーは明るくブライトフレームが浮き上がります。
販売するものは、張り革も新しく、完全にオーバーホールしてありますから、写りもフィーリングも良さそうです。
PENの発売当時の新品本来の写りは、どんな感じだったのでしょう。

紙焼きするも由、現像だけを頼んでプリンターに備わっているフラットベッドスキャナーなどでスキャンして、簡単にデジタル化できます。
出来上がった写真は、デジタルカメラや携帯で撮るのとはまた違う味わいある原風景。
それは手間のかかる事ですが、出来上がりは楽しいです。

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鍍金の美しいドイツのフォクトレンダー。
高級機ですが、どんな写りなのか手にしてみたくなります。

場所は、玉ひでを曲がった先。
〒 103−0013
 東京都中央区日本橋人形町1−1−21 
   人形町ビル1f
  カメラのロッコー
  03−3667−4285
   日祝休
   月曜〜金曜 10:00〜18:30
   土曜    12:00〜17:00
カメラのロッコー Blog

会社が近いとか、ちょっと訪問するのが難しい営業時間かもしれませんが、フィルムカメラを始めてみたい方。
興味がある方は、ぜひ尋ねてみてください。
たとえば、この広木さん。
早田カメラにいたときに催事でお会いしたとき、自転車に持っていくカメラで、何が一番良いかなとの問いに、Rollei35と。なぜなら距離計がないので振動で狂うこともなく、小型で、そして非常に良く写るカメラだからとの事でした。
私も同感です。
何回かは、ランドナーのフロントバックに、この小さなカメラを入れてサイクリングと写真を私も楽しみました。

2月26.27.28日 3日間は横浜、パシフィコ横浜、アネックス2Fに他の多くの店舗と共に出展いたします。
こちらにもぜひどうぞ。
ライトサイクルには、いただきました無料招待券(通常1500円)をご用意しています。

カメラのロッコー。
名前の由来を伺いましたら、先にこの店をやっていた方がこの名前でやっていたそうです。
由来はわかりませんでしたが、私が思うにミノルタ(千代田光学精工)のレンズ名であるロッコールからつけた名前かなと思いました。
ロッコールは独特の緑系の写りが特徴で、、コントラストも高く今でも人気の高いレンズが多いので有名です。

ブログも、ホームーページも充実させるには程遠いほど、修理に追われる毎日だそうです。
レンズシャッター機で概ね15,000円ぐらい。ライカのオーバーホールで40,000円前後の修理料金だそうです。
師匠の早田さんより若干お安いのですが、たとえばペンタコン6などは、以前から自分の担当だったとの事。
腕は確かです。

ケルビムのランドナーも、ハブベアリングの分解調整は、催事の際に質問されてお答えはしていますが、それで自分で治しているそうです。