
北の丸公園の科学技術館におきまして、1月23 24日 両日開催されましたハンドメイドバイシクル展に 弊社 株式会社ライトサイクルは出展させていただきました。
多くのご来場者の皆様に、弊社の商品を実際にお手に取ってご覧いただけた事と、より多くの商品を知っていただくこと。
チタンフレームのご注文に際して、より微細な仕様までご説明させていただけた事は、とても幸せでした。
展示商品は、
Battaglin MAROSTICANA(完成車8.7kg)
エクセレント チタンロード (完成車6kg)
ライトサイクル チタンロード(完成車7kg)
ライトサイクル ランドナー (完成車9.8kg)
RECONカセット
RECON Feカセット
バタフライボトルケージ
VT-09 チェーンルブ
チタンシートポスト 27.2mm 31.6mm 34.9mm
チタンコラムスペーサー 5mm 10mm
ストラーダクランク
以上になります。

イタリアからコロンバス社の Angelo Caccia氏来日していましたので、ご挨拶させていただきました。
Battaglinとは非常に強い協力関係にあるコロンバス社。
昨年12月にBattaglinの工場へ行ったこと。
ジョヴァンニや、アレッサンドロと会ったこと。
コロンバス社のフレームチューブに対する製品の安定性、品質を評価していることなどを伝え、私たちもコロンバスチューブで組み立てたロードフレームのBattaglinを愛していることを伝えました。
このフレームは、多くのショップの方からもご評価いただきましたが、特にチクリッシモの編集長、宮内氏がこのフレームの作り込みを見て、最大限の賛辞をくださいました。
塗装の塗り分け部、80ミクロンにも及ぶ鍍金と言うよりはクロバ張りとも言えそうな深みのある鍍金の素晴らしい仕上がり。
ロゴが盛り上がっている塗装文字。
各部に彫られた B や Battaglinの文字。
何とも言えない深い色合いのフレームに、賛辞の言葉は2日間続きました。
それ以上に人気だったのが、チタンフレームです。
私が乗っっているロードレーサーと、普段お客様が使っている650Bランドナーを、特別にお借りし展示。
軽さ、溶接部などをご覧いただき、こちらも多くのご質問をいただきました。
この軽さ、シンプルさ、素直なデザインにオーダーメイドで作るフレームの魅力を短い時間ではありましたが、直接皆様にご説明できた事は幸せでした。
皆様、本当に自転車を愛している方々ばかり。
ご自身で90年代、80年代活躍したチームのレースジャージを自作されている方など、本当に素晴らしい方々ばかりです。



ほか、各ブースで気になった自転車等を撮影してきました。

今回台湾からもビルダーが初来日しています。



作品は、こんな感じです。

サイクルストア ヒロセ。
今年もすごい自転車を出品してきました。




この後部変速機は手製。
往年のフランス シクロ社のシクロランドナーと同じ、ヘリコイドで動かす変速機です。
ヘリコイドとは、カメラのレンズのように回して直線移動させる構造。
ワイヤーがループのつながりになっていて、長いスプリングでチェーンの張力を保ちます。
ほか、素晴らしい工作です。
後継者がいないとのことで、今後が心配です。私も学校時代に工作機械を優秀な成績?で使っていましたから、ねじ切り、フライスなど、少し慣れれば使えると思うので、いずれ弟子入りしたいと本気に考えてしまいます。
こんなに美しい旅自転車を作れるなら。
今の私は、チタンと言う素晴らしい材料で、負けない作り込みと、軽さを目指してその上を行くように頑張っています。




MAKINOのブースです。





どうです、素晴らしいフレームですね。
本当に極限まで薄い手作りの削りだしラグと、これも手製の軽量化されたリヤーエンド。
手製でしょうか、フロントチェーンリング。
このフレームには50万円の価格がついていました。

フレームチューブブランドが出展しているのも、このショーの特徴でしょう。
普段見ることのない、素材を見ることが出来ます。
軽さを触ってみたくなりますが、素手で触ってはいけません。



ケルビム
伝統的な名称にもなってきたR-2フレームです。
気品に満ちた細部の仕上げ。
オリジナリティをちりばめた美しさ。
デザイン物にばかり目が行きがちですが、基本のロードフレームにこそ、ケルビムの神髄があります。


シルク 絹自転車
鳩山町の山の中で作っている絹自転車。
今の時期は寒くて作業も大変だ思います。
レストア作業も得意としていますが、片倉時代から自転車作りをしてきた荒井氏は、ツーリング車を得意としています。
2枚目の写真はルネルスを蘇らせるコンセプトのランドナー。
細部にわたり素晴らしい手の込んだ仕事です。

モドルキカク
サイクルスタンドのデザイナーです。
ステンレスを多用して、インテリアとして自転車の美しさを際立たせるサイクルスタンドをデザインしています。
価格は12-2万円程度。
生活空間にデザインを取り入れたい方。
ライトサイクルでも、ご注文をお待ちしています。

macchi cycle
私たちのブースのお隣さんです。
好青年でフレームビルダー。
今野さんのデザイン学校でフレーム作りを習得されて独立したそうです。
トップチューブが螺旋チューブの補強という斬新なつくりのフレームを展示していました。

して、私であります。
ほかにも、細山さん、レベル、東叡、ラバネロなど多くの著名なビルダーが出展しています。
Nagasawaが出展していないのが気がかりでしたが、なんでも競輪フレームの製作がお忙しいとのことでした。
また来年のショーに向けて、より良い商品つくりを積み重ねていきたいと、新春の北の丸公園で思いを新たにした2日間でした。
江戸川区で店舗をしていますので、いつでもご来店いただき、なんでもご相談ください。
お待ちしています。
本当に寒い中、ご来場いただきました皆様には、感謝申し上げます。
ありがとうございました。