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南青山のOVEで開催されたイタリアブランド2社 CARRERA と SamMarco。
それぞれ遠くイタリアから来日。
先の週末には館山で開催されたCARRERA CAMPを行い、一般ユーザーの皆様にもい新製品を世界で最も早くお披露目されました。
そしてこの日、選ばれたプロショップのみが目にしたCARRERAのニューモデルは、驚くべきプライスのNewカーボンフレームでした。
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CARRERAの2016モデルは、2017も継続になります。
気になる価格は継続。
PHIBRAもまだまだ健在です。
まず最初はSL7です。
まだプロトタイプで、塗装が施されていませんが、その分カーボンファイバーの使い方を見ることが出来て、私にはこのほうが理解しやすく好印象です。
ライトウェイトホィールを装着していますが、持ち上げた時の軽さは驚くべきかるさ。
フレームをコンコンと叩いたときの音もCARRERAらしく薄く固めに焼きあがっている感じがしました。
カラーは3色。
イタリアバイクらしいマニアが好みそうなカラー配置です。
25万円言うフレーム価格はアルテグラで組んで4-50万円に相当しますが、すでにお使いのロードバイクがあるのでしたら組み替えて工賃3万円程度で、ほか、小部品のみになります。
数年乗って、新しい感覚が、軽さがほしいと思う方には、このフレームがお勧めです。
ぜひ店頭でリーフレットをご覧ください。
ハンガー下りが大きめでリヤーセンター、シートアングルなどサイズごとにきめ細かく設計されているのもCARRERAならでは。
スプリントなどのトップスピードを追い求めるフレームと言うよりは、軽量を活かしたヒルクライムや登りのきついグランフォンド系のロングライドに良いフレームです。

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ER-01と命名された新フレームです。
ERとはエンデュランスロードの略称だそうです。
若干ヘッドチューブが長めでリヤーセンターも今までのCARRERAにはないそれこそアメリカンバイクの様な数値。
スパルタンで切れの良いロードを好むヨーロッパ志向のフレームからは、ちょっとかけ離れた設計ではありますが、これもサイズごとに最適化されハンガードロップも75-72.5mmと大きめで150cmぐらいから乗れるXXSから190cmぐらいまで乗れるXLサイズまで、各サイズきちんと設計されています。
ヘッドチューブにコラムスペーサーを挟まない、プロレーサーの様なフォルムを作るにも良いフレームです。
リヤーセンターはやや長めではありますが、ハンガードロップが大きいので、実質405mm前後となるでしょう。
この数値は良い感じのしなりを加速につなげることのできるイタリアブランドが好む設計手法です。

カラーは2色。
カーボンフレームらしい黒いフレームにターコイズ系の差し色。
もう一つは往年のカレラチームの選手キャプーチが、CARRERAらしいと評したこのカラーです。
BBこそBSAのスレッドスタイルですが、その他は最新の規格で作られたフレームですので、どのようなコンポーネントも似合うと思います。ライトサイクル的には新しいCampagnoloのPOTENZAをアッセンブル。
ZONDAホィール、Cinelliハンドル、ステムでまとめると30万円弱で軽く楽に走れるイタリアンバイクを作る事が出来ます。MAVICのホィールも似合いますね。
105でしたら20万円ちょっとで、体格にあったサイズ、ギヤー比、ハンドルテープカラー、タイヤチョイスなどオーダーしてもお作りする事が出来ます。

このフレームが98,000円(税別)とは考えられない価格。
クラウディオ・キャープーチ氏も、価格は言われるまでわからなかったと。
正直驚いていました。
素直なハンドリングが魅力だそうです。

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Sam Marcoは CEOのルイジ・ジラルディJrが直接説明してくれました。
軽量なカーボンレールのモデル。
幅、フレックスなどを同じモデルでも違うモデルを用意するそうで、快適さの追求は軽さとの戦いです。

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私が始めた70年代はこんな感じです。
ウールショーツにセーム革のパット。
サドルもこんな形で、なにも困ることはありませんでした。
コンコール、リーガル、ロールス。この3つで足りたとルィージは言います。
キャープーチはコンコールだったよと横から言葉を挟みます。
毎日のように数百キロを走る選手にサドルは非常に重要なものでした。

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ルィージに私は話しかけました。
私はSKNが今までのサドルの中で一番よかったと感じていると。
それはサドルのベース自体がしなって衝撃を吸収してくれること。
サドルの左右が別に動くためにペダリングを阻害しないこと。
幅も広く使いやすいサドルで、たくさん販売しお客様は今も使っている方がいるほど喜んでいただいたこと。
こんな話をしたところ、彼はレールの取り付け部分が難しく生産をやめてしまったが、内緒だけど2年後にはあなたが満足するサドルを販売すると。SKNを再販してくれると約束してくれました。
これはこの会場に来て本当に良かったと思えた瞬間でした。
SKNとはこんなサドルでした。
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差し込んだレール部分で動きますから異音が出るときもあったのですが、弊社のVT-09を使うと問題なく使えました。
ルィージに合うことが出来て、サンマルコが好きになりました。
本当に子どもの様なキラキラした瞳で、サドルを話し始めると止まらなくなります。
人間的な魅力にあふれ、周りの人まで幸せにするルィージCEO。

イタリアの情熱あふれる物つくりに、一人の自転車愛好家として本当に幸せな時間でした。

ジャパンカップを3連勝。20年ぶりに来日したクラウディオ・キャプーチさんは次ぎにご紹介させていただきます。



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