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昨日の水曜日は品川で開催された、シマノテクニカルセミナーへ行ってきました。
昨年より新型9100デュラエースを何度も作業してきましたが、パワーメータークランク、Di2 ディスク、全てが発表になって今回開催されました。
メカニカルは、昨年夏ごろ、国内発売前から完成車で組んでいましたので、もう少し早く開催していただければと思います。
マニュアルを読み解いて、また構造を読み解いて組みつけてきたことの確認が出来た講習会でもありましたが、同時にパワークランク、Di2、そしてディスクの組み付けポイントのレクチャーもありました。

総じて充分な工具、経験、知識を必要とする作業で、熟練度を要求される内容でした。
安易な作業は、危険です。
このことを念頭において、実際の作業ポイントを見ていきましょう。
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最初に互換性です。
9100デュラエースは、珍しく互換が保たれたアップデートというよりフルモデルチェンジです。
唯一、クランクのチェーンリング歯先の間隔が広くなっています。

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これは142mmエンド幅で28Cタイヤを装着する場合の基準的な最短チェーンステー長415mmでは問題にならないが135mmエンド幅、25Cタイヤで410mm程度となるチェーンステー長を確保するため、チェーンリングの歯先の間隔を広げて対応するためで、FC-9000シリーズより広くなっているのです。
技術的に詳しい方なら、あれっと思いますよね。
そうです、例えば7800から7900に変わったときも同じ理由で広がった経緯がありました。
ですから更に今回広がったのです。
このときはチェーンも横たわみの大きなものに変わり、裏表も設定されましたが、今回はチェーンの変更はありません。
同じ理由で今回説明はありませんでしたが、クランクの薄型化も同じ理由です。
エンド幅が142mmとなるディスクフレーム対応です。

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FDは広がった歯先に充分チェーンをストロークさせるため、トラベル量が増えています。
従いまして逆の互換性は保たれています。
すなわちFC-9000にFD-9100は使えるのです。
操作性は、今まで正直無理やり下へ引いていたケーブルの取り回しが改善され、軽い操作感になりました。
また、強いワイヤー張力で調整を必要以上に繰り返さなければならない構造の整備性を良くする為に、アジャスター構造を組み込んでいます。

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調整手順も異なっています。

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チェーンステーのシフトワイヤーケーシング長。ケーシングそのものの構造も螺旋に変更になっています。

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先に受注開始となりましたパワーメータークランクです。
パワー計測
左右バランス
ケーデンス
トルクエフェクティブネス(ぺダリング効率、損失)
バッテリー残量
以上の情報を出力します。

バッテリーは、クランク軸の中に置き、左右クランクに結線し、同時に給電します。
画像のようにパイオニアと同じようなでっぱりがクランクに付きます。
気になるバッテリー持続時間ですが、走行300時間
充電時間は最大2.5時間ですので、あまり気にしなくて大丈夫です。

Di2では、RDの重量が20g軽量に変更になっています。
バーエンドからの充電が可能な新しいジャンクションが発売されています。(ハンドルバーに穴が必要です)
そのためのマスターユニット(バッテリー)も一新。
TTバー取り付けコントローラーの形状変更(短縮)
従来製品もマスターユニットBT-DN110 or BM-DN100を新調することでシンクロシフトも可能になります。
FDもローアジャストボルトがなくなり、調整方法も変更になっています。

ディスクブレーキシステムは、作業上は従来と同じです。
新型ローター。XTRグレードと同じ低膨張製ホースを使用することで、よりリニアなコントロールが可能とのことです。

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その他スポーツカメラが新しくなっています。
2種類 どちらもハイビジョン撮影が可能です。
新型CM-2000は画角を90°120°130°度まで出来る機能を備えています。35,000円
モデルチェンジされたCM-1100 27,500円 と共に、防水性をアップ。M-2000では30m CM-1100 では18mです。
マウントは従来と同じGoProと互換があります。

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ちょっと寄り道。歩いてすぐのところにある松坂屋カメラさんです。

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その後科学技術館に移動。
インターマックス展示会で、レックマウントを見ましたが、多くの機器をハンドル周りに確実に固定できるマウント群。
もちろんスポーツカメラを取り付けるマウントもご用意しています。

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来週は松原君がEPS講習会に行きます。

今回の資料は店内においておきますので、必要な方はどうぞご覧ください。
一時は誰でも取り付けられるような設計になって、量販店を意識した設計になってきたと感じましたが、やはり多くの機能に対応するため、より繊細な設計に変わってきていて、今回のセミナーの参加者の多さも、それを如実に表していると感じました。
よりスマートに綺麗に取り付けるノウハウ。
動作を確実に、なおかつ永続的にするための組み付け。
新たな商品知識。
店舗で販売店の作業スタッフと打ち合わせて、仔細なセッティングをどのようにしていくか。
組み換えに必要な部品のチョイス。
より専門的な技術と知識が求められるようになり、実際の作業を通して熟練度が求められます。
高額な商品群だからこそ、ライトサイクルに、どうぞ安心してお任せいただければと思います。



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