
ちょっと違う。
ちょっと良いもの。
ユーザー目線でアイディアをいろいろと考え、製品化してきたサンエス。
戦前からの老舗で、サンエス名称をブルーバードSSSに商標を譲る形で東京サンエスに変更したのは有名なお話です。
今まで、自転車店向けに個別の展示会をしてこなかったサンエス。
今回は招待状をいただき、神田の会場へ行ってきまました。

サンエスと言えばオールドファンはよくご存じのVIVAブランド。
ブルックスのサドルに使うサドルループなどは、今でも継続してカタログに載っていてうれしくなります。
軽合の輪行スパナ、日東やチネリのステムに使える軽合の引き上げボルト。
こけしダルマ。サドルバックサポーター。真鍮サウンドベル。
皆さんお世話になってきているアクセサリーです。
もちろんライトサイクルにも常時在庫品として置いている製品もござます。
では、会場で私がピックアップした製品をご紹介いたします。

昔の扱い部品です。
丸一金属のボトルは、最近この前のモデルがレプリカで販売されてライトサイクルにも在庫しています。

希少な1”カーボンフォークです。
スチールフレームを軽量化できるアイテムとして、希少な存在です。

独特の形状のハンドルです。

こんなステムを作り出すのもサンエスならでは。

ステムは、角度、カラーを多くそろえていますので、ライトサイクルでもお客様からのリクエストが多い製品です。

MTBはカラーで目立ってなんぼ。
フレームカラーなどにそろえたらかっこいいですね。

油圧式のドロッパーシートポストです。
MTBだけではなくほかの用途もありそう。
コントロールケーブルは外回しになります。


カーボンフォークです。
MTBを軽量なパスハンターなどにするにも良い製品です。
街乗りだけではなくフィールドで楽しんでいただきたい軽量フォークです。

軽量ブレーキキャリパーです。

シティライドによさそうなペダルでした。
薄いので、キャッチするときに裏表をうまく使えます。

こんなブラウス着ていたら、自転車好きな男子にモテルかも。
素敵な日常に。プレゼントに。

アンブロッシオのリムですが、カラーを楽しめるようにサンエスがオリジナルでオーダーしています。

MAFACのようなカンチブレーキですが、少し長いのが特徴です。
その分効きも期待できます。

小さなSPD互換のペダルです。
小さくておしゃれでしょ。

TESTACH ワンバイエスのフレームです。
ワンバイエスのJFFフレームは、フレームフォークで、122,000円です。
賛否が分かれますが、シートアングルが大きく寝ています。

SOMAのプロムナードです。
SOMAはUSAブランド。アイディア次第で、どのようにも組めるフレームが特徴です。


USA ビンテージパーツを得意とするリーデンベールのタイヤです。
パナレーサー製と思われますが、650Bや650x34Cという特殊サイズを作っています。

小型、低抵抗のハブダイナモです。
ライトサイクルでもお客様のご要望で組んでいますが、フランジ間が狭すぎるので、スポーク張力を高めにしなければなりません。
小径の狭いOLDやディスクブレーキ装備ハブと共通部品としている点が問題と考え、台北ショーで製造元にその点を指摘しておきました。


IRDの製品です。
仕上げの良いボスフリーが貴重です。

SOMA。正直このアメリカデザインは、私はあまりお勧めしていません。
その理由はヘッドチューブがハイコラムだったりするからです。
が、お勧めできるとすればこのミキストフレームです。
泥除け隠し止めでキャンピングまで作れる設計です。価格も7万円ですから良いと思います。
組んでみたくなるフレームです。




そしてサンエスと言えばトム・リッチー。
スチールMTBの良さを最大限生かして、27.5と29インチをラインナップしています。
ロードも良いです。
この日は、先のエントリーに続いて、神田の展示会にやってきました。
東京サンエスは、他社と違い営業の方が回ってくることがなく、なかなかスタッフの方とお話しする機会がありませんでした。
なぜ、JapanFitFrame(JFF)は、大きく寝たシートチューブを採用するのか。
理由を伺うと、後輪に体重をかけてトラクションをよくするとのこと。
でも、待ってください。自転車は乗るだけで後輪に多くの加重が掛かってしまうのです。
後輪のタイヤばかりが減るのはそのため。後輪の空気圧を10%程度上げると快適に走れるのもそのためではないでしょうか。
肘から前輪に荷重できるTTバイクやスーパーマンスタイルと言われる自転車が速いのは、空気抵抗だけではなく前輪に荷重を分配できるからと思っています。
そのような異なる考えを持っていることを、担当の方に意見させていただきました。
また、そのような意見の交換をできる機会が、今回のショーだと認識していました。
昔の製作した時の記事のリンクです。テスタッチ コンサイスコム。なんと10年以上前の2006年です。


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東京サンエスは電子カタログに頼っていて、商品を見つけずらいので、ライトサイクルでカタログをもらってください。