
Battaglin Cicli より、ジロ100回記念のこの年に、限定フレームの発表がありました。
ステファン・ロッシュは80年代に活躍した選手で、バッタリン、カレラ(バッタリンが製作していた時代もあります)に乗っていました。1987年にジロ、ツール、世界戦のトリプルクラウンを達成した名選手です。
フレームチューブは、コロンバスSLXを採用。
ロードエンド、右チェーンステーメッキ。
ディテールは、ビンテージファンをも唸らせる作りこみのようです。
フレームビルダーは、30年近い経験を持つアントニオさん。
イタリアのマロースティカの工房で他のフレーム同様ハンドメイドされます。
価格など、詳細が分かり次第、ご紹介させていただきますが、まず一報をお届けさせていただきました。


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私が工房を訪問した時に、ジョヴァンニ・バッタリンが自ら乗っていた自転車を紹介してくれましたが、同時代の貴重なものです。
工房に過去に泥棒が入り、彼自身がジロ・デ・イタリアに使った自転車などがごっそり盗まれてしまったのだそうです。
唯一残ったのが、この自転車。
素晴らしい作りの自転車です。
ステファン・ロッシュのフレーム図面などは工房に残っているため、同寸法のフレームを作ることが今でも可能とか。


左の方がアントニオさんです。愛称はジョット。ジョットとは、なんでもイタリアの有名な画家で
、その大胆かつ優雅な筆使いと、アントニオさんのトーチさばきが似ているからだとか。
とにかく彼のこだわりはラグの中で本来見えなくなってしまうチューブ同士の接合部分にあります。
この部分を完全に密着することで、長い間乗っても、ラグが割れてくるようなこともなく微細に動くこともなく使い続けることができるのだそうです。
とても魅力的なバッタリン。
ぜひあなたも手に入れてください。
Battraglin Japan HP