

満を持してという文言が、最もふさわしいニューブレーキシステムの登場です。
先にサイクルスポーツ等で詳細はアップされ、すでにご存じの方も多いでしょう。
Campagnolo Japanより正式に発表がありましたので、ご案内させていただきます。
H11と命名されたディスクブレーキシステムは、クラスをまたぐEPSと機械式シフター対応モデルと、POTENZAモデルとして機械式シフトで発売になります。
要約いたしますと、MAGRA社との共同開発のようです。
また、リターン機構に特徴があり、ディスクブレーキの弱点でもあるブレーキパットの戻りのスピード、幅を改善する新しいアイディアを採用してきました。
また、私がディスクロードが世に出て最初から乗っていて感じてきたフロント160mmローターが基本というところから、さすがに充分テストしてきている印象を受けました。
22mm径の大口径ともいえるピストン。従来のリップシールに頼るものとは全く違い、新開発の磁性バネによる0.4-0.6mmという充分すぎるリターン幅が、万が一微妙に湾曲してしまったローターとの接触をも回避してくれます。
この点、私はフローティングローターの開発も考えていました。
要するにホィールを別のものに脱着するたびに微細な調整が必要になるのは、レース現場で最も障害になると考えたからです。
フローティングローターという構造は、ローターそのものが左右に動く構造で、ピストン位置に合わせて移動してくれます。欠点は、やはり肝心なローターが動いてしまう事の不安定さです。
シマノでもロードディスクは、MTBのそれより戻り幅が大きいように感じていましたが、今回のH11システムはそれを完全に超える新機構です。
このシステムの登場により、ルールの公平性が保たれますので、ロードレース現場でディスクブレーキの使用が大幅に増えることでしょう。
何より握力に不安を感じるライダーの方。
上り下りを頻繁に走られる方に、ディスクブレーキはとても有効なシステムです。
すでにモーターサイクルや車で十分実績があり、枯れたシステムでもあるディスクブレーキが、ようやく自転車のブレーキとして主流になってくる予感が致します。
さりとて、従来フレームに取り付けられるわけではなく専用フレームが必要なこと。
コンポーネントが割高で重量も増すことがありますから、わざわざ買いなおすという事はお勧めいたしませんが、これから買う。もう一台欲しい。フレームを交換したいという方には、お考えいただく選択肢が増えることになると思います。
ライトサイクルは2013年12月にすでにディスクロードを組み上げています。
シマノのシステムの販売前からフレームを設計し準備していました。
それは必ずディスクブレーキが大きくシェアを伸ばす予感がしていたからです。
そしてディスクブレーキシステムの試乗車をサイクルスポーツにお貸ししてインプレッションをしていただきました。
それから長い月日に、各社から製品が発売されシマノも最初のモデルがMTBのディスクブレーキをロード用にモディファイしただけという事もあり、ホース取り付け位置の悪さを指摘。次モデルで改善されるなど改善を続けてきました。
間もなくDura Aceとして初めてディスクブレーキシステムも発売になります。
先に台湾のフレーム工場へ行ってきました。
この工場は有名なEuroブランドを一手に引き受けてフレームを製造している、老舗のカーボンフレーム工場です。
この工場でもディスクブレーキのフレームが急ピッチで生産されていました。
もちろん2018年モデルになると考えられます。
ハイエンドモデルには、必ずディスクブレーキモデルを用意するようにとのプレッシャーを感じるほどです。
では、実際乗ってどうなのか。
ライトサイクルには、常時ご試乗いただけるチタンディスクロードをご用意しています。
多くのお客様はその軽い引きに驚かれます。
実際、急こう配を連続して下るコースなどでは、その安心感が違います。
当初、ブリヂストンのエクステンザハイグリップ23Cを使っていましたが、最近はミシュランのパワー、エンデュランス25Cを使っています。
当初より、タイヤメーカーに会うたびにディスク時代が来るから専用タイヤの開発を急いでくださいと話し続けていましたが、ようやく良いタイヤが出てきました。
とにかくブレーキの微細なコントロールがリムブレーキ以上に出来るので、コーナリング一つとってもバンク角が違ってくるのです。
どんな急こう配の下りも安心して制動できます。
大きく試したのは、SCRカーボンフレーム、エクステンザで三峯神社からの下り。
チタンディスロードとエンデュランスで信州。
普段の荒川でも街乗りでもやはり止まることに不安がないのは、非常に安心感があります。
手が痛くて何度も休んで下る大弛峠や甘利山林道などでは非常に有効でしょう。
このフィーリングはお試しいただくのが一番の方策です。
ライトサイクルではディスクロードの組み立て実績がすでに多数ございます。
新しいものを好まれるお客様からのご要望で、専門知識が必要なディスクブレーキの構造を理解し、効率よく作業しています。
ホースのジョイント部分など特に安全面に注意しなければならない重要ヵ所が多いのもディスクブレーキの特徴ですので、どうぞ油圧システムのディスクブレーキ組み立て整備は、ライトサイクルにお任せいただきたく思います。
今回の発表では、合わせてケンタウルの復活が発表されました。
11速対応。特にポリッシュシルバーは、日本向けではないかとも思える美しいポリッシュシルバーに仕上げられています。
価格も発表は後日になりますが、シマノコンポーネントの105と同等の価格になってくれれば、大いにお客様にアピールできる製品となることでしょう。
また、完成車へのOEM供給で、初めて乗る自転車がCampagnoloという夢のようなことも実現しそうです。
どうぞ何でもお気軽にご相談ください。
ご来店、ご相談をスタッフ一同、心よりお待ちしています。
いつもライトサイクルブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
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また、リターン機構に特徴があり、ディスクブレーキの弱点でもあるブレーキパットの戻りのスピード、幅を改善する新しいアイディアを採用してきました。
また、私がディスクロードが世に出て最初から乗っていて感じてきたフロント160mmローターが基本というところから、さすがに充分テストしてきている印象を受けました。
22mm径の大口径ともいえるピストン。従来のリップシールに頼るものとは全く違い、新開発の磁性バネによる0.4-0.6mmという充分すぎるリターン幅が、万が一微妙に湾曲してしまったローターとの接触をも回避してくれます。
この点、私はフローティングローターの開発も考えていました。
要するにホィールを別のものに脱着するたびに微細な調整が必要になるのは、レース現場で最も障害になると考えたからです。
フローティングローターという構造は、ローターそのものが左右に動く構造で、ピストン位置に合わせて移動してくれます。欠点は、やはり肝心なローターが動いてしまう事の不安定さです。
シマノでもロードディスクは、MTBのそれより戻り幅が大きいように感じていましたが、今回のH11システムはそれを完全に超える新機構です。
このシステムの登場により、ルールの公平性が保たれますので、ロードレース現場でディスクブレーキの使用が大幅に増えることでしょう。
何より握力に不安を感じるライダーの方。
上り下りを頻繁に走られる方に、ディスクブレーキはとても有効なシステムです。
すでにモーターサイクルや車で十分実績があり、枯れたシステムでもあるディスクブレーキが、ようやく自転車のブレーキとして主流になってくる予感が致します。
さりとて、従来フレームに取り付けられるわけではなく専用フレームが必要なこと。
コンポーネントが割高で重量も増すことがありますから、わざわざ買いなおすという事はお勧めいたしませんが、これから買う。もう一台欲しい。フレームを交換したいという方には、お考えいただく選択肢が増えることになると思います。
ライトサイクルは2013年12月にすでにディスクロードを組み上げています。
シマノのシステムの販売前からフレームを設計し準備していました。
それは必ずディスクブレーキが大きくシェアを伸ばす予感がしていたからです。
そしてディスクブレーキシステムの試乗車をサイクルスポーツにお貸ししてインプレッションをしていただきました。
それから長い月日に、各社から製品が発売されシマノも最初のモデルがMTBのディスクブレーキをロード用にモディファイしただけという事もあり、ホース取り付け位置の悪さを指摘。次モデルで改善されるなど改善を続けてきました。
間もなくDura Aceとして初めてディスクブレーキシステムも発売になります。
先に台湾のフレーム工場へ行ってきました。
この工場は有名なEuroブランドを一手に引き受けてフレームを製造している、老舗のカーボンフレーム工場です。
この工場でもディスクブレーキのフレームが急ピッチで生産されていました。
もちろん2018年モデルになると考えられます。
ハイエンドモデルには、必ずディスクブレーキモデルを用意するようにとのプレッシャーを感じるほどです。
では、実際乗ってどうなのか。
ライトサイクルには、常時ご試乗いただけるチタンディスクロードをご用意しています。
多くのお客様はその軽い引きに驚かれます。
実際、急こう配を連続して下るコースなどでは、その安心感が違います。
当初、ブリヂストンのエクステンザハイグリップ23Cを使っていましたが、最近はミシュランのパワー、エンデュランス25Cを使っています。
当初より、タイヤメーカーに会うたびにディスク時代が来るから専用タイヤの開発を急いでくださいと話し続けていましたが、ようやく良いタイヤが出てきました。
とにかくブレーキの微細なコントロールがリムブレーキ以上に出来るので、コーナリング一つとってもバンク角が違ってくるのです。
どんな急こう配の下りも安心して制動できます。
大きく試したのは、SCRカーボンフレーム、エクステンザで三峯神社からの下り。
チタンディスロードとエンデュランスで信州。
普段の荒川でも街乗りでもやはり止まることに不安がないのは、非常に安心感があります。
手が痛くて何度も休んで下る大弛峠や甘利山林道などでは非常に有効でしょう。
このフィーリングはお試しいただくのが一番の方策です。
ライトサイクルではディスクロードの組み立て実績がすでに多数ございます。
新しいものを好まれるお客様からのご要望で、専門知識が必要なディスクブレーキの構造を理解し、効率よく作業しています。
ホースのジョイント部分など特に安全面に注意しなければならない重要ヵ所が多いのもディスクブレーキの特徴ですので、どうぞ油圧システムのディスクブレーキ組み立て整備は、ライトサイクルにお任せいただきたく思います。
今回の発表では、合わせてケンタウルの復活が発表されました。
11速対応。特にポリッシュシルバーは、日本向けではないかとも思える美しいポリッシュシルバーに仕上げられています。
価格も発表は後日になりますが、シマノコンポーネントの105と同等の価格になってくれれば、大いにお客様にアピールできる製品となることでしょう。
また、完成車へのOEM供給で、初めて乗る自転車がCampagnoloという夢のようなことも実現しそうです。
どうぞ何でもお気軽にご相談ください。
ご来店、ご相談をスタッフ一同、心よりお待ちしています。
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Discなら、より簡単に実現出来そうな気がします。
それでなくても転がり抵抗を追求するあまり、特にウエットでグリップしない危険なタイヤが増えているような気がしますので、ABS付はスリップの防止にも繋がると思います。
私は、タイヤは変形してグリップさせるものと考えています。変形率が少なければ転がり抵抗は減りますが、グリップ力は落ちると思うのですが。
話がそれましたが、今の技術なら電子制御で小型化できると思いますし、ロードバイク用に応用できそうな気がします。
例えば握力に応じてABSの作動を変化させれば、車輪をロックさせることの防止にもなり、より安全に制動させる事が出来るような気がします。
個人的には、カッコ悪いのでロードバイクのDisc化は好きではありませんが...