
多くのブランドが乱立する中、歴史と筋が通っている希少な老舗ブランドがDeRosaです。
デローザは自社工場の中で、フレームを生産している稀有なイタリアブランドでもあります。
自社生産フレームにはBLACK LAVELと区別して専用マークを貼っています。
マークと言えば、厳しい検査に合格した正規国内製品には、すべてNOCHINAOのホログラムシールが、BBの裏に張られていて、正規の保証を受けられるのはもちろん、ディレーラーハンガーなどの補修部品の入手も保証されています。
ブラックラベルモデルがほとんどのメタルバイクを、まずご紹介いたしましょう。


2018新登場するのはFEDE(フェデ)です。
FEDEはクォーレというモデルなどに代表されるアルミニューム合金をアルゴン溶接で接合し製作されるモデルです。
カラーは美しいホワイトパール塗装のホワイトと、ブラックマットの2タイプ。
日本限定モデルであるこのモデルならではの、小柄な方にも安心して乗っていただける配慮がされています。
それは組み合わされるコンポーネントに違いがあり、165mmクランクの用意がないCampagnoloを44/47サイズに限定して設定。38.5/41サイズにはシマノ105を165mmクランクで設定するという細かな配慮というより、売り手本位ではなくユーザー本位でのセレクトは、同モデルでサイズ違いによる異なるブランドコンポーネントの設定。そして同価格設定。
これは今までに例を見ない配慮と言えます。









ここまでユーザーに対して向き合う姿勢に、ライトサイクルは感動を覚えました。
DeRosaブランドのサドルはフレームカラーに合わせて用意されます。
232,200円(税込)
撮影画像のほか、資料はライトサイクル店内でご覧いただけますので、どうぞご検討いただければと思います。
FEDEの資料を見ますと、ジオメトリーはさすがデローザ。
私のサイズは47サイズになりますが、シートアングルを74.25°という(.25ですよ)微妙な数値にしてきました。
私の好みは74.5°と74°を乗り分けていたので、この中間の数値は、目から鱗です。
リヤーセンターは25Cが楽々入る408mm。28Cもいけるでしょう。
反面、フロントセンターは最小モデルで567mm。クランクを水平にするとタイヤとシューズが接触してしまいそうな数値ですが、その分ヘッドアングルは70.6°を確保。オフセットも50mmを確保しているので、イタリアロードバイク本来の運動性能は高次元で楽しめるはずです。
140cm台の方から乗っていただけるFEDE。
クリスティアーノ デローザからの日本の皆様に専用に誂えた贈り物とお考え下さい。
微細に塗り分けられたフロントフォークなど、凝った塗装も魅力のモデルです。
ご希望があれば、ライトサイクルで完成車を最初からお好みのスペックに組み替えて納車することも可能です。
どうぞご要望を.お知らせください。

RAGA
ジュニア用の24inロードレーサーです。
イタリアでは、子供向けにもグランフォンドが用意され、多くのジュニア選手も活躍しています。
小学生から充分乗れるロードレーサーを、2018年デローザも用意しました。
デザインはIDOLにカラーをなぞらえています。
完成車販売で159,840円(税込)
しゃれた外国車にお子様をぜひ乗せてあげてください。







NEOPRIMATO
ネオプリマート。DeRosaスチールバイクのど真ん中モデルです。
2018よりブラックラベルとなり、ジオメトリーのオーダーが可能になりました。
すでに細分化されたジオメトリーは、アメリカモデルのロードバイクのそれとは違い、イタリアのデローザは昔から日本人にもよく合うトップチューブ長に各サイズ設定されてます。
それが日本人にデローザが好まれる一つの大きな理由と考えますが、さらに変更を希望される方には、(例えばきびきびした走りよりまったり走りたいシートアングルとリアセンター等)、ご自身の走り方に合わせた数値をライトサイクルでは導き出し、お時間はかかりますが、フルオーダーが可能なのです。
ラグの制約で大きく角度を変えることは難しいと考えますが、微細なこだわりを盛り込むことが出来ますので、ぜひご相談ください。
今年は価格が若干割増しになり、312,120円(税込)
完成車に組み上げるには、15-20万円追加していただければ充分なロードレーサーとして仕上げることが可能です。
非常に微細なライトサイクルの組み立て技術にもご期待ください。
余談ですが、スチールフレームでは、内部からの錆が寿命を大きく左右してしまいます。
溶接部位の内部などに欧州車が冬の過酷な道を走行してもドアの内部が錆びないような防錆ワックス処理を施しているのと同様、ライトサイクルでもフレーム内を防錆処理しています。
また、手組のホィールも承ります。
ごく最近、絶版になっていましたシルバーのカンパニョーロハブが入荷いたしました。
こちらで組み上げることもライトサイクルなら可能です。
こだわりのご用命、お待ちしています。
JAPANオリジナルカラーのグレー/ブラックが、私は気に入りましたが、4色あるカラーの中から、何をお選びになるかは、資料をご覧いただきお決めいただけたらと思います。

NUOVO CLASSICO ヌーボクラシコと言います。
このモデルはネオプリマートの上位モデルになり、鍍金されたラグが大きな特徴です。
今期はフレーム全てを鍍金処理し、鍍金が透けて見えるクリアーカラーで塗装しています。
2018設定カラーはシャンペーン、ブルークローム、レッドクロームとブラッククロームの4カラー。特にブラッククロームは、今まであまり自転車で採用されたことのないカラーです。
フレーム価格 388,800円(税込)
そしてブラックラベルですので、ジオメトリーオーダーでは半年以上の完成まち期間を要します。
現代に今も残る匠の技。
デローザの工場で、かつて絶対王者メルクスのフレームが生産されたのと同じ工程で、工房で作られるフレーム。
遠くミラノから届くこのフレームをお待ちになるのは、それも楽しいかなと思っていただけると幸いです。

AGE
アジェです。
伝統的なショートポイントラグがDeRosaの特徴でありました。
このショートポイントには意味があり、フレームチューブが接合部分でしなりを止めてしまうことを極力避けたいUGO DeRosaの考えから生まれたデザインです。
イタリアンカットラグでもCASATIと並んで小さなラグを好んで使ってきたデローザ。
2017年モデルで初めてフィレットブレージングというラグをも使わない製法を使ってAgeは誕生しました。
鍍金塗装のラスターにブルスターが発生するという不具合がありましたが、今期はレイノルズのステンレスチューブをロウ付けする方法に変更。別のモデルとして仕切り直しになります。
カラーはシャンペーンホワイトとブルーの2色。白の胴抜き塗装が入ります。
426,600円(税込)
ラスターがなくなったほかは、価格 デザインとも変わりません。
もちろんブラックラベルですから、サイズフルオーダーも他のモデル同様追加料金なしで可能です。
Age Inossidabile Newモデルです。
2018新商品。レイノルズのステンレスチューブ、921をフレットブレージングで作る新しいAgeです。
フロントフォークは1インチカーボンを新採用。(別売りも可) 734,400円(税込)という高価なモデルになります。
ステンレスは美しく磨き込まれ、まるで鍍金されたフレームのように輝きます。
錆びない特性のステンレス。
チタン材よりは比重も重く固い材料ですが、独特の跳ねるような瞬発力に魅力を感じる方は多いはずです。

CORUM
Tig溶接で作られるフレームです。2018モデルの価格、デザインの変更はありません。
これは次男のドリアーノが得意とする製法で、弊社のチタンフレームでも採用している溶接方法です。
不活性ガスであるアルゴンガスを満たした中で、大気を遮断して非常に高温で溶接作業が行われます。
特徴は母材が完全に溶融し、溶接補助材を使用しますが、母材そのものが溶着し一体の構造に近い形で溶接できる点にあります。
これは例えば鉄道のロングレール。これも3-40mのレールを繋ぎ目を溶接することで、数キロにわたって一本のモノにしてしまう技術です。
釣り竿。繋ぎ目のない延べ竿のようにしなりを邪魔しません。
自転車用の金属溶接技術では究極の金属溶接方法ともいえると思います。
電気抵抗溶接も良い方法と思いますが、母材の広範囲な加熱を要しますので、まだ自転車には使われていません。
話はそれましたが、CORUMは軽量でスチールでもレーシングスピードで走る方のためのフレームなのです。
が、もちろん特性を生かしてジオメトリーをライトサイクルに任せると、どのようにもチューニングできますので、お任せいただければと思います。
カラーは3色で、そのうちの一色はREVOデザインをトップチューブに巻きます。
2018年は 397,440円(税込)
納期は先でもご予約をいただいた時点で適応となりますので、高額商品だけにフレームだけでも先にご予約されることをお勧めいたします。




SCANDIUM
スカンジュームとは、アルミ材に数パーセントのスカンジュームという希少金属を含有させると特性が大きく変わることで出来た素材です。
SC管と呼ばれ、EASTON社が有名です。
アルミ合金の中でも硬さ、強度に優れチタン材並みになります。
溶接部位の強度を確保しやすい特性もあり、航空宇宙関連の機材ではよく利用されています。
自転車でも90年代後半から使われるようになり、大口径のチューブを作りやすく剛性の高いフレームを作る手段として用いられました。
材料価格が高いので、アルミフレームとは思えない高価なフレームです。
乗ってはしっかりとした踏みごたえを誰もが感じるので、カーボンフレームとは違うフィーリングにファンは多いです。
そのスカンジュームをモデルネームにしたモデルがSCANDIUMなのです。
2018ではレッドカラーがなくなりました。
価格は据え置きの 496,800円(税込)







Titanio Solo Titanio 3/2.5
デローザはチタンフレームで大きなレースで結果を残してから、積極的にチタンフレームを作り続けてきています。
また、日本でもチタニオのファンが大変多く、常に納品待ちの状態が長く続いています。
Tig溶接はCORUMの項目でご説明したとおりですが、特にチタン素材は水素となじみやすく、過去には大気中の水素を遮断するため真空中での溶接を余儀なくされていました。
現在はTig溶接の発達で、不活性ガスアルゴンが大気を遮断している中での溶接作業になっています。
DeRosaも工場では、当然ですが、チューブ内にもアルゴンガスを満たす装置があり、溶接作業の裏側から水素を咬み込むという事のないよう、細心の注意が払われていました。
チタン材独特のバネ感のある走りにチタンフレームのファンは多く、ライトサイクルでも多くのチタンフレームを製作販売しているのはご存じのとおりです。
今季製品に価格を含めた変更はございません。
3/2.5 750,600円(税込)
Solo 1,036,800円(税込)
如何でしたでしょうか。
イタリアのミラノ郊外にあるデローザの工房、というより規模は工場のようです。
私も過去に訪問させていただく機会があり、生産現場を見てきました。
多くメタルフレームは、経験豊富な職人による手作りで、塗装を施し日本へ送られてきます。
できるだけ輸入元である日直商会も在庫を持って、納期の問題を改善しようとしてはいますが、どうしても時間がかかってしまいます。
その時間に価値を見出していただけるなら。ライトサイクルとの協調でフルサイズのオーダーが楽しめるのも、ブラックラベルの楽しさです。
イタリアのハンドメイドを手にれることが、本当にむづかしくなってきています。
自転車を趣味にされているなら、ぜひデローザに触れてみてください。
私が自転車小僧だったころ、雲の上の自転車だったデローザ。
私も夢をかなえましたが、ぜひ夢をかなえていただければ。そのためのお手伝いは精一杯させていただきますので、どうぞお任せください。
展示会の画像を Nikon image space にアルバムでアップいたしました。
どうかアクセスしてみていただければと思います。


マークと言えば、厳しい検査に合格した正規国内製品には、すべてNOCHINAOのホログラムシールが、BBの裏に張られていて、正規の保証を受けられるのはもちろん、ディレーラーハンガーなどの補修部品の入手も保証されています。
ブラックラベルモデルがほとんどのメタルバイクを、まずご紹介いたしましょう。


2018新登場するのはFEDE(フェデ)です。
FEDEはクォーレというモデルなどに代表されるアルミニューム合金をアルゴン溶接で接合し製作されるモデルです。
カラーは美しいホワイトパール塗装のホワイトと、ブラックマットの2タイプ。
日本限定モデルであるこのモデルならではの、小柄な方にも安心して乗っていただける配慮がされています。
それは組み合わされるコンポーネントに違いがあり、165mmクランクの用意がないCampagnoloを44/47サイズに限定して設定。38.5/41サイズにはシマノ105を165mmクランクで設定するという細かな配慮というより、売り手本位ではなくユーザー本位でのセレクトは、同モデルでサイズ違いによる異なるブランドコンポーネントの設定。そして同価格設定。
これは今までに例を見ない配慮と言えます。









ここまでユーザーに対して向き合う姿勢に、ライトサイクルは感動を覚えました。
DeRosaブランドのサドルはフレームカラーに合わせて用意されます。
232,200円(税込)
撮影画像のほか、資料はライトサイクル店内でご覧いただけますので、どうぞご検討いただければと思います。
FEDEの資料を見ますと、ジオメトリーはさすがデローザ。
私のサイズは47サイズになりますが、シートアングルを74.25°という(.25ですよ)微妙な数値にしてきました。
私の好みは74.5°と74°を乗り分けていたので、この中間の数値は、目から鱗です。
リヤーセンターは25Cが楽々入る408mm。28Cもいけるでしょう。
反面、フロントセンターは最小モデルで567mm。クランクを水平にするとタイヤとシューズが接触してしまいそうな数値ですが、その分ヘッドアングルは70.6°を確保。オフセットも50mmを確保しているので、イタリアロードバイク本来の運動性能は高次元で楽しめるはずです。
140cm台の方から乗っていただけるFEDE。
クリスティアーノ デローザからの日本の皆様に専用に誂えた贈り物とお考え下さい。
微細に塗り分けられたフロントフォークなど、凝った塗装も魅力のモデルです。
ご希望があれば、ライトサイクルで完成車を最初からお好みのスペックに組み替えて納車することも可能です。
どうぞご要望を.お知らせください。

RAGA
ジュニア用の24inロードレーサーです。
イタリアでは、子供向けにもグランフォンドが用意され、多くのジュニア選手も活躍しています。
小学生から充分乗れるロードレーサーを、2018年デローザも用意しました。
デザインはIDOLにカラーをなぞらえています。
完成車販売で159,840円(税込)
しゃれた外国車にお子様をぜひ乗せてあげてください。







NEOPRIMATO
ネオプリマート。DeRosaスチールバイクのど真ん中モデルです。
2018よりブラックラベルとなり、ジオメトリーのオーダーが可能になりました。
すでに細分化されたジオメトリーは、アメリカモデルのロードバイクのそれとは違い、イタリアのデローザは昔から日本人にもよく合うトップチューブ長に各サイズ設定されてます。
それが日本人にデローザが好まれる一つの大きな理由と考えますが、さらに変更を希望される方には、(例えばきびきびした走りよりまったり走りたいシートアングルとリアセンター等)、ご自身の走り方に合わせた数値をライトサイクルでは導き出し、お時間はかかりますが、フルオーダーが可能なのです。
ラグの制約で大きく角度を変えることは難しいと考えますが、微細なこだわりを盛り込むことが出来ますので、ぜひご相談ください。
今年は価格が若干割増しになり、312,120円(税込)
完成車に組み上げるには、15-20万円追加していただければ充分なロードレーサーとして仕上げることが可能です。
非常に微細なライトサイクルの組み立て技術にもご期待ください。
余談ですが、スチールフレームでは、内部からの錆が寿命を大きく左右してしまいます。
溶接部位の内部などに欧州車が冬の過酷な道を走行してもドアの内部が錆びないような防錆ワックス処理を施しているのと同様、ライトサイクルでもフレーム内を防錆処理しています。
また、手組のホィールも承ります。
ごく最近、絶版になっていましたシルバーのカンパニョーロハブが入荷いたしました。
こちらで組み上げることもライトサイクルなら可能です。
こだわりのご用命、お待ちしています。
JAPANオリジナルカラーのグレー/ブラックが、私は気に入りましたが、4色あるカラーの中から、何をお選びになるかは、資料をご覧いただきお決めいただけたらと思います。

NUOVO CLASSICO ヌーボクラシコと言います。
このモデルはネオプリマートの上位モデルになり、鍍金されたラグが大きな特徴です。
今期はフレーム全てを鍍金処理し、鍍金が透けて見えるクリアーカラーで塗装しています。
2018設定カラーはシャンペーン、ブルークローム、レッドクロームとブラッククロームの4カラー。特にブラッククロームは、今まであまり自転車で採用されたことのないカラーです。
フレーム価格 388,800円(税込)
そしてブラックラベルですので、ジオメトリーオーダーでは半年以上の完成まち期間を要します。
現代に今も残る匠の技。
デローザの工場で、かつて絶対王者メルクスのフレームが生産されたのと同じ工程で、工房で作られるフレーム。
遠くミラノから届くこのフレームをお待ちになるのは、それも楽しいかなと思っていただけると幸いです。

AGE
アジェです。
伝統的なショートポイントラグがDeRosaの特徴でありました。
このショートポイントには意味があり、フレームチューブが接合部分でしなりを止めてしまうことを極力避けたいUGO DeRosaの考えから生まれたデザインです。
イタリアンカットラグでもCASATIと並んで小さなラグを好んで使ってきたデローザ。
2017年モデルで初めてフィレットブレージングというラグをも使わない製法を使ってAgeは誕生しました。
鍍金塗装のラスターにブルスターが発生するという不具合がありましたが、今期はレイノルズのステンレスチューブをロウ付けする方法に変更。別のモデルとして仕切り直しになります。
カラーはシャンペーンホワイトとブルーの2色。白の胴抜き塗装が入ります。
426,600円(税込)
ラスターがなくなったほかは、価格 デザインとも変わりません。
もちろんブラックラベルですから、サイズフルオーダーも他のモデル同様追加料金なしで可能です。
Age Inossidabile Newモデルです。
2018新商品。レイノルズのステンレスチューブ、921をフレットブレージングで作る新しいAgeです。
フロントフォークは1インチカーボンを新採用。(別売りも可) 734,400円(税込)という高価なモデルになります。
ステンレスは美しく磨き込まれ、まるで鍍金されたフレームのように輝きます。
錆びない特性のステンレス。
チタン材よりは比重も重く固い材料ですが、独特の跳ねるような瞬発力に魅力を感じる方は多いはずです。

CORUM
Tig溶接で作られるフレームです。2018モデルの価格、デザインの変更はありません。
これは次男のドリアーノが得意とする製法で、弊社のチタンフレームでも採用している溶接方法です。
不活性ガスであるアルゴンガスを満たした中で、大気を遮断して非常に高温で溶接作業が行われます。
特徴は母材が完全に溶融し、溶接補助材を使用しますが、母材そのものが溶着し一体の構造に近い形で溶接できる点にあります。
これは例えば鉄道のロングレール。これも3-40mのレールを繋ぎ目を溶接することで、数キロにわたって一本のモノにしてしまう技術です。
釣り竿。繋ぎ目のない延べ竿のようにしなりを邪魔しません。
自転車用の金属溶接技術では究極の金属溶接方法ともいえると思います。
電気抵抗溶接も良い方法と思いますが、母材の広範囲な加熱を要しますので、まだ自転車には使われていません。
話はそれましたが、CORUMは軽量でスチールでもレーシングスピードで走る方のためのフレームなのです。
が、もちろん特性を生かしてジオメトリーをライトサイクルに任せると、どのようにもチューニングできますので、お任せいただければと思います。
カラーは3色で、そのうちの一色はREVOデザインをトップチューブに巻きます。
2018年は 397,440円(税込)
納期は先でもご予約をいただいた時点で適応となりますので、高額商品だけにフレームだけでも先にご予約されることをお勧めいたします。




SCANDIUM
スカンジュームとは、アルミ材に数パーセントのスカンジュームという希少金属を含有させると特性が大きく変わることで出来た素材です。
SC管と呼ばれ、EASTON社が有名です。
アルミ合金の中でも硬さ、強度に優れチタン材並みになります。
溶接部位の強度を確保しやすい特性もあり、航空宇宙関連の機材ではよく利用されています。
自転車でも90年代後半から使われるようになり、大口径のチューブを作りやすく剛性の高いフレームを作る手段として用いられました。
材料価格が高いので、アルミフレームとは思えない高価なフレームです。
乗ってはしっかりとした踏みごたえを誰もが感じるので、カーボンフレームとは違うフィーリングにファンは多いです。
そのスカンジュームをモデルネームにしたモデルがSCANDIUMなのです。
2018ではレッドカラーがなくなりました。
価格は据え置きの 496,800円(税込)







Titanio Solo Titanio 3/2.5
デローザはチタンフレームで大きなレースで結果を残してから、積極的にチタンフレームを作り続けてきています。
また、日本でもチタニオのファンが大変多く、常に納品待ちの状態が長く続いています。
Tig溶接はCORUMの項目でご説明したとおりですが、特にチタン素材は水素となじみやすく、過去には大気中の水素を遮断するため真空中での溶接を余儀なくされていました。
現在はTig溶接の発達で、不活性ガスアルゴンが大気を遮断している中での溶接作業になっています。
DeRosaも工場では、当然ですが、チューブ内にもアルゴンガスを満たす装置があり、溶接作業の裏側から水素を咬み込むという事のないよう、細心の注意が払われていました。
チタン材独特のバネ感のある走りにチタンフレームのファンは多く、ライトサイクルでも多くのチタンフレームを製作販売しているのはご存じのとおりです。
今季製品に価格を含めた変更はございません。
3/2.5 750,600円(税込)
Solo 1,036,800円(税込)
如何でしたでしょうか。
イタリアのミラノ郊外にあるデローザの工房、というより規模は工場のようです。
私も過去に訪問させていただく機会があり、生産現場を見てきました。
多くメタルフレームは、経験豊富な職人による手作りで、塗装を施し日本へ送られてきます。
できるだけ輸入元である日直商会も在庫を持って、納期の問題を改善しようとしてはいますが、どうしても時間がかかってしまいます。
その時間に価値を見出していただけるなら。ライトサイクルとの協調でフルサイズのオーダーが楽しめるのも、ブラックラベルの楽しさです。
イタリアのハンドメイドを手にれることが、本当にむづかしくなってきています。
自転車を趣味にされているなら、ぜひデローザに触れてみてください。
私が自転車小僧だったころ、雲の上の自転車だったデローザ。
私も夢をかなえましたが、ぜひ夢をかなえていただければ。そのためのお手伝いは精一杯させていただきますので、どうぞお任せください。
展示会の画像を Nikon image space にアルバムでアップいたしました。
どうかアクセスしてみていただければと思います。
