VEB Belca Beltica I というカメラのようです。
なんで私の手元にあるのかわかっていません。
いつのまにか手元にありました。
記憶をたどると、中古カメラ催事の時かもしれません。
まだ動くからと救出してきたのでしょう。
シャッター周りが壊れているのと、レンズがよくなかったので、先週「カメラのロッコー」にお願いしてきたものが、先日完成の連絡があり受け取りついでにフィルムを入れて、早速撮ってきたのです。
記念すべきファーストショットは、カメラのロッコーです。
距離計のないカメラですので、すべて距離は目測で調整します。
最短撮影距離近くでは大きくボケてしまいました。
なぜか人形町の神社に、ロッコーの広木さんの師匠、早田さんの提灯が提げられていました。
距離は目測。露出も眼検討。
巻き上げとシャッターチャージは連動しませんので、撮影したら巻き上げ、シャッターをチャージするということを繰り返します。
24枚をたわいもない撮影で使い、早速カメラのキタムラ 日本橋店で現像。
富士の記録用ネガカラーフィルムを使いました。
レンズはカールツアイスのテッサー。
これは古くてもよく写るレンズとして有名なレンズです。
このカメラが生まれたのは1951年ごろだそうです。
私より大先輩のこのカメラは、縦位置にすると鼻に張り革の何とも言えない匂いがいたします。
小さなファインダーを覗いて、シャッターを切る。
なんて楽しい時間なんでしょう。
ロッコーの広木さんは、ちょうどコマーシャルエクターのシャッターを整備していました。
8ｘ10の超大判カメラ用。
店頭には、私と同年代ごろのNikon Fが数台整備済みで置かれていました。
私世代には、憧れの高級カメラでしたね。
Zeiss Ikon スーパーイコンタ。
75�� F2.8の巨大なレンズが、素晴らしい描写をします。
広木さんお得意の、ペンタコンSIXです。
きちんと整備された個体は、大変貴重です。
いわずと知れたLEICA 3Cです。
OLYMPUSの初期のころのカメラ、OLYMPUS 35です。
どちらも瑞光レンズが、お決まりの曇り病を抱えているとのことです。
私も一台持っています。
このカメラ、たたむと鞄におさまりがいいので、手元に置いて撮影してみたいと思います。
古いカメラですので、カラーフィルムでの評価はちょっと厳しいですね。
また、巻き上げの時にコマ間がそろわないのもご愛嬌のレベルです。
きちんと直していただいたので、いつまでも大切に使います。
修理していただき、誠にありがとうございました。
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