22140885_1749970111714689_209177528791552735_n


22228105_1749970135048020_380400944744215344_n


22228463_1749970178381349_6421143063293363131_n


2018 ジャーマンブランド コラテックが入荷。
早速組み立てました。
今回の展示会で一番良かったカラーデザインのドロミティ ティアグラアッセンブルです。
新作フレームはご覧の通りカーブしたトップチューブ。スムースウェルディングなどを採用し、元々の洗練された走りはそのままに、よりブラッシュアップされています。
税別138,000円。税込14,9040円。
ライトサイクル税込価格は、134,000円になります。
トップチューブに描かれたライオンと対話しながら、郊外のサイクリングをお楽しみください。

未だ」更新されていませんが、2017グローブライドHPは こちらです。

コラテックの大きな特徴は、





弓形で幅広のフロントフォークとチェーンステーの形状に私は注目しています。
走行中、実は跨っただけでフォークにはヘッドアングルが存在する角度があり、何もしないだけでもフォークを曲げる応力が前後方向に発生します。
それ以上に高速でブレーキをかけた時にブレーキはリムを掴み前に動きたがる力と、車輪はハブを中心に後ろに下がろうとする応力がフォークにかかります。
この相反する力を支えるフォークが重要なのは、このような理由からです。
昔、ロビー・マキュアンという有名なスプリンターが、フロントフォークの剛性に不満があり、他社製のフォークを使っていた有名な話もあります。
私が新しい自転車をテストする時に、一番先に行うのもフロントフォークの剛性をテストすることです。
簡易的ではありますが、前ブレーキを強く握り自転車を前後にゆすると、前輪とダウンチューブの隙間に変化が現れます。
これはフォークブレード、またはフォークコラムが撓んでいるから起こる現象です。
これがゼロに近いと乗り心地に影響いたしますし、撓り過ぎると、コーナリングなどで不安定な挙動になり安定性を損ないます。

チェーンステーとはクランク軸から後車輪の中心、ハブを留めるところまでを言います。
この形状に着目してください。
自転車をこぐと(ペダルを力を入れて回すと)チェーンが張られ、後ハブの右側を前に動かそうとする応力が発生します。
この力を受け止めるのに各社左右非対称にしたりして工夫をしていますが、コラテックではちょっと違った方法をとっています。
これはチェーンステー斜めに上げていくのではなく、水平に下げて、クランク中心が概ね70mmぐらい車輪中心の水平線より下がっているため、出来るだけ水平にしてその力を受け止めるという方策をとっているのです。
これによりチェーンが悪路ではねても、チェーンステーにヒットしないというもう一つの利点も生まれています。

反応が良くきびきび走る上に、若干長くチェーンステーを設定することで、快適性も確保しています。
6061アルミ素材をハイドロフォーミング技術(金型にアルミチューブを装填し、内部に超高圧のオイルを瞬間的に注入して加工する技術)で成形しダブルバデッド加工(溶接されるチューブの両端では若干肉厚に。中心部分は薄くする加工)とすることで、より軽量でしなやかなフレームにしています。

充分作りつくされてきたアルミフレームで、より高度な技術を盛り込んだコラテックのフレーム。
セミマットブラックに2色のブルーをデザインした大変美しいフレームです。
店頭にございますので、どうぞご覧ください。