
ランドナー
この言葉に心が躍る響きを感じる皆様。
谷間のコロコロと流れる清流を、少しずつ高度を上げ峠に到達したときの達成感。
すかさずボトルの水をコンロで沸かし、コーヒーをドリップして愉しむ。
こんなことはロードレーサーではなかなかできないことです。
今回ご紹介させていただくのは、数あるランドナーの中から丸石自転車の伝統をつなぐエンペラーです。
いつもライトサイクルは、カーボン、チタンで皆様にご奉仕していますが、旅自転車専門店よりランドナーなどのツーリング車は専門かもしれません。
何しろ店主である私が、ダボス、サンジェ、ルネを所有する大のランドナー好きなのです。
私が毎週のように山に駆り立てられていた40年前のサイクリング事情は、道の悪さとロードレーサーのギアー比などの理由で、ランドナーが主でありました。
ビンテージパーツで組む自転車のご用命ももちろん承ることができますが、もっと手軽に旅を自転車で楽しむアイテムを、今日はご紹介させていただきます。

杉野プロダイナミック、TA、ストロングライトと使ってきた方にも、このクランクは魅力的に写るはずです。
自転車の顔であるチェーンホィールに、このエンペラーはこだわり高品質なパーツをチョイスしています。

ラージフランジハブです。
抜きは小判型の当時流行したものではなく、カンパのCレコードのような半円形状です。
シールドベアリングを採用していますので、重積載でも滑らかに走ってくれることでしょう。
メインテナンスフリーである点も見逃せません。高品質なパーツをココでも奢っています。

フロントキャリアーは、ライトサイクルがおまけで付けました。
さらに日東製のステンレスパイプキャリア(絶版品)もお選びいただけます。
フォーククラウンは強度のあるボカマタイプ。
ラグも強度重視のチョイスです。

分割式泥除けは本所製。
半丸の泥除けです。磨くとトロトロに光るのも愉しいです。
ハンドルテープはコルクテープ白が付属していますが、コットンテープなどお客様のご希望で変更を承ります。
希少なフジトシ(藤田の流れをくむ国産ブランド)の革製テープもございます。
使い込んでくるとあめ色に変わってきて良い感じになってくるテープです。
サドル、シートピラーは、それこそダニエルルブールサイン入りのイデアル90やブルックスプロフェッショナルに変更されても良いと思います。
ブレーキ、クイック付きレバー、スパナ不要で外せる輪行ヘッドなど、要所に凝ったパーツを採用して13万円(税別)です。
勿論スチールフレームですから、ライトサイクルならではの長い期間、フレームチューブの内部を錆びから保護する加工を施します。
いかがでしょう。
さっそく輪行の計画を立ててみてはいかがでしょう。
私も安が森林道、木賊温泉などツーリングを考えています。
ランドナー所有のお客さまも増えてきました。
ツーリングに行ってみませんか?
ご用命お待ちしています。
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追記
心意気と書いたのは、設計、デザインを担当する橋本さんの心意気を表しました。
まだお若いのですが、(と言っても私に比べてです)よく勉強されています。
歴代のエンペラーも勉強していますし、ツーリング車にあるべき必要なことを熟知しています。
例えばリム。
自転車のWO(ワイヤードオン)リムはシングルウォールとダブルウォールがあります。
ダブルウォールとは、リムの構造が2階建てで、チューブ構造のため強度に優れ、ニップルが直接チューブに触れないため(実際はリムフラップを介しますが)高い空気圧を常用できるのです。
昔もてはやされたスーパーチャンピオン(スーチャン)などはシングルウォールのリムです。
当時はダブルウォールがありませんでした。
橋本さんはこのダブルウォールのリムにこだわっているんです。
ANDEL製のクランクはインナー28T。ファイナルは1:1ギヤー比を採用しています。
ブレーキもカンチブレーキでは非常に強力に効くブレーキで、ブレーキシューもカートリッジ式にしています。
2本巻きのシートステーも強度に優れ、キャンピングがこぞって採用したクロスシートステーに準じる強度です。
その他、ワイヤー受けなどにアジャスト構造を取り付けたりなど、現場調整がしやすい構造にしているのです。
マッドガード取り付けもラバーワッシャーを採用したり、泥除けステーの角度を気にしたり。
こんな細かな心意気を魅せられると、こっちも本気で取り組みたくなってくるではありませんか。
基本で充分なランドナーを、よくぞ作ってくれた。
ランドナーの文化を継承するうえで、本当に良い仕事をしてくれています。
長々と記してすみません。
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。
丸石自転車 ツーリングマスター WEBサイトは こちら
何しろ店主である私が、ダボス、サンジェ、ルネを所有する大のランドナー好きなのです。
私が毎週のように山に駆り立てられていた40年前のサイクリング事情は、道の悪さとロードレーサーのギアー比などの理由で、ランドナーが主でありました。
ビンテージパーツで組む自転車のご用命ももちろん承ることができますが、もっと手軽に旅を自転車で楽しむアイテムを、今日はご紹介させていただきます。

杉野プロダイナミック、TA、ストロングライトと使ってきた方にも、このクランクは魅力的に写るはずです。
自転車の顔であるチェーンホィールに、このエンペラーはこだわり高品質なパーツをチョイスしています。

ラージフランジハブです。
抜きは小判型の当時流行したものではなく、カンパのCレコードのような半円形状です。
シールドベアリングを採用していますので、重積載でも滑らかに走ってくれることでしょう。
メインテナンスフリーである点も見逃せません。高品質なパーツをココでも奢っています。

フロントキャリアーは、ライトサイクルがおまけで付けました。
さらに日東製のステンレスパイプキャリア(絶版品)もお選びいただけます。
フォーククラウンは強度のあるボカマタイプ。
ラグも強度重視のチョイスです。

分割式泥除けは本所製。
半丸の泥除けです。磨くとトロトロに光るのも愉しいです。
ハンドルテープはコルクテープ白が付属していますが、コットンテープなどお客様のご希望で変更を承ります。
希少なフジトシ(藤田の流れをくむ国産ブランド)の革製テープもございます。
使い込んでくるとあめ色に変わってきて良い感じになってくるテープです。
サドル、シートピラーは、それこそダニエルルブールサイン入りのイデアル90やブルックスプロフェッショナルに変更されても良いと思います。
ブレーキ、クイック付きレバー、スパナ不要で外せる輪行ヘッドなど、要所に凝ったパーツを採用して13万円(税別)です。
勿論スチールフレームですから、ライトサイクルならではの長い期間、フレームチューブの内部を錆びから保護する加工を施します。
いかがでしょう。
さっそく輪行の計画を立ててみてはいかがでしょう。
私も安が森林道、木賊温泉などツーリングを考えています。
ランドナー所有のお客さまも増えてきました。
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ご用命お待ちしています。
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追記
心意気と書いたのは、設計、デザインを担当する橋本さんの心意気を表しました。
まだお若いのですが、(と言っても私に比べてです)よく勉強されています。
歴代のエンペラーも勉強していますし、ツーリング車にあるべき必要なことを熟知しています。
例えばリム。
自転車のWO(ワイヤードオン)リムはシングルウォールとダブルウォールがあります。
ダブルウォールとは、リムの構造が2階建てで、チューブ構造のため強度に優れ、ニップルが直接チューブに触れないため(実際はリムフラップを介しますが)高い空気圧を常用できるのです。
昔もてはやされたスーパーチャンピオン(スーチャン)などはシングルウォールのリムです。
当時はダブルウォールがありませんでした。
橋本さんはこのダブルウォールのリムにこだわっているんです。
ANDEL製のクランクはインナー28T。ファイナルは1:1ギヤー比を採用しています。
ブレーキもカンチブレーキでは非常に強力に効くブレーキで、ブレーキシューもカートリッジ式にしています。
2本巻きのシートステーも強度に優れ、キャンピングがこぞって採用したクロスシートステーに準じる強度です。
その他、ワイヤー受けなどにアジャスト構造を取り付けたりなど、現場調整がしやすい構造にしているのです。
マッドガード取り付けもラバーワッシャーを採用したり、泥除けステーの角度を気にしたり。
こんな細かな心意気を魅せられると、こっちも本気で取り組みたくなってくるではありませんか。
基本で充分なランドナーを、よくぞ作ってくれた。
ランドナーの文化を継承するうえで、本当に良い仕事をしてくれています。
長々と記してすみません。
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。
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