ライトサイクルブログ : 2019　デローザ　展示会　その３ IDOL

新製品展示会で、一番気になるのは現行商品のありかたではないでしょうか。
価格、継続か中止か。または再販されるとか。

コアなデローザファンに取りまして、ひょっとしたら一番の関心事はIDOLの処遇だったりします。
もう5年は販売が継続されている人気のモデルで、製品サイクルの早い現在では稀有なモデルとも言えます。

そのIDOLです。どうです、このかっこよさ。
以前のプロトスでも採用された左右非対称のデザイン。
ブルー、ホワイトにゴールドのラインをあしらい、非常に高級感があります。

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グレー、ピンクグロッシーと表されていますが、微妙な色加減がすばらしいフレーム。

IDOL完成車販売モデルです。
Campagnolo Cettaur Black Khamsin 380,000円
Shimano 105 WH-RS100　350,000円
フレーム価格が268,000円ですので、約11万円プラスで完成車となりますので、初めてデローザを手にされる方にもお得でお勧めです。

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フレーム販売専用カラー、REVO完成車新色です。
REVO完成車はPotenzaグレードのカンパニョーロと組み合わされ440,000円になります。
2018カラーのグレーREVOは継続販売です。
idol2018_Silver-Revo-Glossy

ブルーREVOは在庫限りになりそうです。
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IDOLはご覧のように優雅なデザインカーブが特徴と言え、そのカーブがもたらす快適な乗り心地は、ロングライドを楽しくしてくれます。
すでに乗っているロードバイクがあるのでしたら、フレーム販売のモデルを組みなおして乗っていただければ、このすばらしいモデルを手に入れていただくことが出来ます。
特徴のある新色を手に入れたければ、コンポーネントをお選びいただきご注文いただければ入手できます。
コンポーネントは、どちらでも完璧にセッティングいたしますので、カンパかシマノか性能で迷うことはないと思います。イタリアのブランドとデザインにこだわるカンパ。
若干価格が抑え目なシマノ105。105もニューデザインに変わっていますので、こちらもお勧めです。

この3代目IDOLが発表になり販売が始まって以来、ライトサイクルでは、かなりの数を販売してきました。単一モデルではネオプリマートに次ぐ数でしょう。
それでもありふれていないのが良いですね。
すでにIDOLに乗っていただいているお客様からは、非常に良い印象をいただいています。
デローザの長い歴史の中でも、これだけ長寿なモデルは少ないです。
IDOLは設計数値的にもバランスのよさが見て取れます。
たとえば171cmの私のサイズ49.5。
トップチューブ長529mm　シートアングル73.9度　リヤーセンター408mm　ヘッドアングル72度
フォークオフセット50mm　ハンガー下がり70mm　フロントセンター580mm

この数値からいえることは、ピュアレーシングモデルではないということです。
数秒を競うレース仕様ではないので、フレーム素材も強度の高い70％　T1000カーボンを採用していながらジオメトリーでちょうど良い乗り心地にアレンジしているのがわかります。
中、長距離のレース、軽さを活かしたヒルクライムには最適といえます。
シートアングルがほぼ74度。これはスムーズで無理のないペダリングを実現するための角度で、ヘッドアングル72度は高速安定性を生み、くだりの高速でも思い通りのライン取りを可能にしてくれるはずです。
IDOLで最も特徴的な部分がリヤーセンターで、408mmというなんともいえない中庸な数値。
これがこのモデルの性格を如実に現している部分とも言えます。
ほぼ同サイズの対照的なSKでは398mmで、約10mmも違います。
も、この数値はミリ単位で自転車の性格を変えてしまう非常に重要な数値でして、短ければ反応のよさを（競輪フレームなど）長ければ乗り心地のよさを（ツーリング車など）と設計者の想いのこもる部分なのです。
完成車組み立て時にチェーンの長さを同じにしたほうが作業効率が格段に上がるため、量産メーカーはサイズにかかわらず、あるときはモデルにもかかわらず、すべて同一寸法で設計されているフレームもありますが、それはコストダウンとお考えいただいて良いと思います。

ライトサイクルの在庫分は、おおむね3万円価格差があります。
DE ROSA 16 IDOL ホワイトブルースカイ 49.5 260,500円税込み
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