P_20180919_133210


ジョブインターナショナル 展示会に行ってきました。
ライトサイクルでも販売ブランドの柱でもあるGIOS。
クロスバイク、ミストラルを中心に、今年も販売実績、人気ともに高かったイタリアブランドです。

P_20180919_135911

いつも展示会で驚かされますが、今回驚かされたのは、ミストラルの限定カラーモデルです。
毎年、この展示会でブラックリミテッドが限定販売になるのですが、今回はそのブラックリミテッドに加えて、7色。
P_20180919_135917


P_20180919_135934


P_20180919_135941


P_20180919_140018


P_20180919_140021


P_20180919_140024


P_20180919_140028


P_20180919_140032


P_20180919_140037


P_20180919_140041


P_20180919_140045


受注申込期間は11月30日の限定販売モデルになります。
ミストラルは長年ベストセラーを続けていますので、街角で、サイクリングコースでよく見かけますが、誰も持っていない美しいカラーに特別に塗装されたモデルです。
一台一台、どれもが本当にきれいな色ばかり。
生活の中の便利なセカンドバイクとして。始めて購入するスポーツバイクとして。
このきれいな色が作り出す空間が、楽しみになってきました。
ライトサイクルでもたくさん組み立ててみたいと思います。

価格は53,000円と消費税で 57,240円 ライトサイクル価格は51,520円です。
貴方はどのカラーがお好きですか?一台に決めるには結構迷うと思いますが、11月末までにお決めいただければ来年3月から4月ごろに入荷の予定です。
新入学のプレゼントに、今からご予約いただければ幸いです。

このほかに、ミストラルは4色レギュラーカラーをご用意しています。
こちらは昨年同様の51,000円(税別)でございます。

すべてシマノ製のパーツで組まれているほか、ロードバイクに採用されているWH-R501(12,000円程度)が組まれている性能、コストパフォーマンスともに優れた人気のクロスバイクです。

なお、GIOS製品はすべて10%OFFでご用意させていただいています。

もうひとつご紹介させていただくとしますと、お勧めのモデルは、クロスバイクでももうひとつ上のクラスです。
その名はAMPIO(アンピーオ)
これも息の長いモデルです。
特徴は細身の4130クロームモリブデン鋼のチューブを採用しているホリゾンタル(上チューブが水平)デザインで、キャリパーブレーキを採用している点です。
これはすなわちハンドルバーとブレーキレバーの交換で、ロードバイクに進化することが出来るモデルということです。一粒で二度美味しいという点がGIOSの上級クロスバイクに備わる価値でしょう。
ロードバイクに乗るほどでもないけど、将来的にはあるかもとお考えの方には、最適な選択です。
79,800円 Clarisのロードコンポーネントを採用しています。

P_20180919_150418


P_20180919_150422


P_20180919_150504


P_20180919_150429


P_20180919_150458



さらに、GIOSの真骨頂は、90年代のロードレースシーンを彩っていた金属フレームです。
レーシングスチールというべき、REGINA(レジーナ)。TITANIO(チタニオ)。LESTA(レスタ)。この3モデルは、今回新しくコロンバスフォークを採用し、大口径ベアリングを備えたモデルに進化しました。
コロンバスの象徴である鳥のマークがフォークの肩に誇らしく貼られています。

ディスクブレーキを装備したツーリングベースに最適なモデルも昨年同様ですが、さらに進化したモデルも登場しました。

P_20180919_150400


P_20180919_150407


モデル名はNATUREと言います。
105 238,000円 ティアグラ 145,000円 の2モデルです。

P_20180919_150442


P_20180919_150446


現代版、パスハンターみたいなMITO FLATです。
95,000円 シティユースから、山岳サイクリングまで、どこにでもいけそうな頼もしい自転車です。

P_20180919_150511


P_20180919_150515

(フレームセット販売のみ)

70周年記念モデル SETTANTA(セッタンタ)。
鍍金フォーク、バックフォーク、最強強度を誇るTig溶接。
チューブ材、その他がすべて上級なスチールフレームです。
ショートチェーンステー、シートアングルなど、イタリアGIOSが最も得意とするレーシングジオメトリーでありながら、Tig溶接、チューブ材がもたらすしなやかさは、ベテランサイクリストも一目おく作りこみです。

GIOSはカーボンフレームもありますが、やはりお勧めは金属フレームです。
それは他にないレーシングメタルフレームという位置づけを楽しんでいただきたいからです。
アルミは硬いとか疲れるとか言われますが、それも乗る距離や走り方で違ってきます。
骨格、体格が勝っていて、肩の筋肉量の多い方に、へたなカーボンフレームをお勧めするとアンマッチとなってしまいます。
アルミフレームの優れたものと同等の剛性を得るためには、かなり高価なカーボンフレームと向き合わなければなりません。

スチールフレームは快適といわれますが、実は素材と製法、ジオメトリーで全く違った乗り物になってしまいます。
とはいっても剛性を上げるほうには限度があり、どのような大口径チューブを使っても、しなやかさは残りますが、この残り加減が重要です。
コロンバスのニオビウム合金鋼、HSSチューブを使ったスチールフレームREGINAは、すばらしいバランスと設計のフレームです。
イタリアの英雄、ジョヴァンニ・バッタリンいわく、カーボンフレームに乗っていて疲れないか?と。
この問いに未だに答えを出せないでいますが、こんなフレームを彼も理想としているのだと思います。
今回から従来フレーム販売だけでしたが、105、アルテグラ、アルテグラにコスミックプロカーボン搭載の3モデルを完成車で選べるようになりました。
フレーム単体から組むよりお得で、105完成車は20万円を下回る価格でGIOSロゴのパーツで組まれて出荷されるのです。
フロントフォークもコロンバスの下ベアリングが1.5の大口径となりフォーク重量も380gと軽量化。
フレーム単体では118,000円です。
ライトサイクルでは従来フォークのフレームも1本在庫していますが、腕力、体重によっては従来フォークのほうがよかったりもしますので、この微妙な加減はご相談ください。

TITANIOも良いフレームです。
台湾の超有名なフレーム工場の製品で、同工場製のフレームではリーズナブルなプライスを実現していると思います。
フレーム価格 278,000円 105完成車 358,000円。
チタンを多く扱うライトサイクルでも、このフレームは注目です。
チタンのホリゾンタル形状フレームで、コロンバス1.5フォーク。
ジオメトリーも高速安定性の高い、私の好きなスタイルです。

いかがでしたでしょうか。
GIOS BASSOとも、ジョブインナーナショナルのT氏が長くプロデュースしている製品群で、日本人の体格、趣向にとてもよく合うと思います。
自転車を何より愛しよく知っています。
私がジョブインターナショナルの製品を見るときに、いつも感心させられるのは、無駄なものがないことと、一台一台心をこめて設計し作りこみ少しずつですが進化させていることです。
海外ブランドのほとんどの製品は、元会社がデザインし作り、それを輸入するだけです。
もちろん元会社の考え方をすべて受け入れて仕入れるのは仕方がないことですが、日本の風土に合わない、走るところのない製品まで仕入れなければならなくなります。
この無駄とも思える製品も売れる商品に価格転嫁していかないと成り立ちませんね。

この短いブログのスペースでは、すべてご紹介し切れていませんが、子供車から学生のツアー自転車、トライアスロンバイクまで、用途、素材違いで多くのモデルをラインアップしているGIOSは総合ブランドではありますが、その一台一台にT氏のこだわりを見てとることが出来るのです。
作り手と、それを仕入れ、想いを昇華し組み立て、お客様にお届けするときの連携、キャッチボールがこんなに楽しいブランドは意外に少ないものです。
各社、一円でも安くと考えるのが普通ですが、あれ、ホィールのスポークが扁平のAタイプだ。
なんて、気がつくこともしばしば。
お、気づいたね。なんてT氏の言葉が聞こえてくるようです。

素材、作り方、ジオメトリーのお話など、短い展示会の時間だけでは話が尽きませんが、本当にいつもジョブインターナショナルのT氏とのお話は楽しい時間です。
自転車好きの人が集まって、みんなで話したらきっと楽しいでしょうね。

ひとつ、T氏にアイディアを授けてきました。
昔やっていたようなコロンバスやイーストンの高級チューブを使って、カーボンバックまたはフルアルミのモデルを、また作ってみませんかと?
28Cなんていりません。
立ち気味のシートアングル、ヘッドアングル。
短めのリヤセンターと深いハンガー下がり。
フォークは1.5のテーパーフォーク。
あまり好きではありませんが、時流のインナーケーブルルーティング。
コーラス完成車。ZONDAホィール。そしてGIOSブルー。
どこまでの気持ちよくまっすぐ走り、下りのコーナーが楽しいロードレーサー。
チタンではライトサイクルが実現していますが、アルミフレームで。
マグネシュームやイーストンのスカンジュームチューブでもよさそうです。
REGINA、TITANIOに加え、3兄弟となれば楽しいですね。
もちろんLESTAも良いところまでいっていますけど。

イタリアの伝統的なフレームを継承するGIOS。
今後もワクワクさせてくれそうです。

ライトサイクルブログをご覧いただき、誠にありがとうございました。
展示会は今後もLOOKほか、続いて行きますので、ご期待ください。