CYCLEVATION XSHIFTER

サイクルベーション Xシフターと言います。
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にほんブログ村発明ともいえる、無線式で従来のメカニカル変速機を動作させるデバイスです。


STIレバーなどにインシュロック(タイラップ)でスイッチを取り付けます。


今回はリヤ用でしたので、右チェーンステーにデバイスをインシュロックで取り付けます。
ワイヤーケーブルのインナーを穴から通し、アウターケーブルをセットして変速機に取り付けます。
スイッチを操作すると変速ができます。
スイッチとデバイス間はBluetooth接続です。
連続操作はできず、一段ずつですが、反応も良く使い勝手は良さそうです。
ウォータープルーフ設計で、とても小さく軽量にできています。
設計者のPaulさんは、日本語がお上手。
どうして日本語を使えるんですかと伺うと、日本の大手ブレーキ会社でエンジニアをされていたんだそうです。
細かくは英語で伺いましたがコミュニケーションは充分でした。
このシステムの大きな特徴は、比較的安価なうえ軽量で簡単に無線システムを実現できる点。
そして私が関心を持ったのは、スマートフォンで細かな動作設定ができる点にあります。
Di2がステッピングモーターを採用しているのに対して、このXシフターはサーボモーターを採用しています。
したがってスプロケットのギャップ、動作段数を各調整できるのです。
これは、例えばどんな変速機でも12段動作させることが出来たりする可能性があります。
SORAでスーパーレコード12段を動かすとか。
カセットはなんでもいいのです。
調整が難しい変速機の一つ、クローチェダウネもひょっとしたら12段動かすことができるかもしれません。
ユーレーアルビーとか、ストロークの長いのは制限があるかもしれませんが、サンプレックスなら動くかもしれません。
という夢の世界を実現してくれるかもです。
このような極端な例は別にして、細かな動作を設定できる点は、他社製品と大きく異なります。
スマートフォンとリンクしていると、音声入力での変速ができる点にも注目です。
身体が不自由な方はもちろん、TTバーで走っているとき、取り付けたスマートフォンに声を出すだけで変速してくれたりするのです。
現状、リヤーは問題ないように思います。
フロントは構造上、アウター受けを持つFDにしか装着が難しそうです。(間違ったらごめんなさい)
フレーム工場とコラボして、ダイレクトなマウントも提案しましたが、ポールさんはさらに小型化してフレームの内装も考えているそうです。
私は充分小型なのでその必要はないと感じました。
国内販売はアクションスポーツとトライスポーツの2社に決まりました。
国内のスポーツ自転車店でしたら、どちらかに取引があるお店ばかりでしょうから、入手は容易になると思います。
気になる価格は45000円と決まりました。
これは国際的に価格を統一する結果だそうです。
ランドナーのようにWレバーの自転車でも、ハンドルバーに装着したスイッチで変速できるのは安全上からも魅力的です。
用途はもっといろいろ考えられると思いますが、皆様のアイディア次第です。
12月から早くも発売が開始されるとのことですので、楽しみにされてください。
上記のようにとても魅力的なのですが、ライトサイクルは、ちょっと導入に慎重です。
誤作動、通信の安定性、バッテリーの持続時間等、検証しなければならないことが多すぎますので、実際に動かして調整ノウハウを熟知してから導入してみたいと考えています。
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余談
Paulさんは、技術者として自転車の世界を変える方になるかもしれません。
彼は電子回路の設計まで一人でこなしてしまうそうで、このスイッチももっと小さくできますと言っていました。
集積を重ねて小さくすると、例えばグローブの中にスイッチを付けるとかもできるそうです。
私は自動変速の提案をしました。
高精度GPSとの連携で、勾配の変化に追従するように変速することもできそうです。
サイクルコンピューターとのリンクはANT+で考えているそうです。
射出成型の金型を起こしているので、初期投資は大変なものと推察します。
この製品に始まりなのが起きるのか。
ビジネスには2社が飛びつきましたので及びませんが、彼が私に興味を示してくれたので、技術的なコミュニケーションは私もしていきたいと思いました。

サイクルベーション Xシフターと言います。
にほんブログ村発明ともいえる、無線式で従来のメカニカル変速機を動作させるデバイスです。



STIレバーなどにインシュロック(タイラップ)でスイッチを取り付けます。


今回はリヤ用でしたので、右チェーンステーにデバイスをインシュロックで取り付けます。
ワイヤーケーブルのインナーを穴から通し、アウターケーブルをセットして変速機に取り付けます。
スイッチを操作すると変速ができます。
スイッチとデバイス間はBluetooth接続です。
連続操作はできず、一段ずつですが、反応も良く使い勝手は良さそうです。
ウォータープルーフ設計で、とても小さく軽量にできています。
設計者のPaulさんは、日本語がお上手。
どうして日本語を使えるんですかと伺うと、日本の大手ブレーキ会社でエンジニアをされていたんだそうです。
細かくは英語で伺いましたがコミュニケーションは充分でした。
このシステムの大きな特徴は、比較的安価なうえ軽量で簡単に無線システムを実現できる点。
そして私が関心を持ったのは、スマートフォンで細かな動作設定ができる点にあります。
Di2がステッピングモーターを採用しているのに対して、このXシフターはサーボモーターを採用しています。
したがってスプロケットのギャップ、動作段数を各調整できるのです。
これは、例えばどんな変速機でも12段動作させることが出来たりする可能性があります。
SORAでスーパーレコード12段を動かすとか。
カセットはなんでもいいのです。
調整が難しい変速機の一つ、クローチェダウネもひょっとしたら12段動かすことができるかもしれません。
ユーレーアルビーとか、ストロークの長いのは制限があるかもしれませんが、サンプレックスなら動くかもしれません。
という夢の世界を実現してくれるかもです。
このような極端な例は別にして、細かな動作を設定できる点は、他社製品と大きく異なります。
スマートフォンとリンクしていると、音声入力での変速ができる点にも注目です。
身体が不自由な方はもちろん、TTバーで走っているとき、取り付けたスマートフォンに声を出すだけで変速してくれたりするのです。
現状、リヤーは問題ないように思います。
フロントは構造上、アウター受けを持つFDにしか装着が難しそうです。(間違ったらごめんなさい)
フレーム工場とコラボして、ダイレクトなマウントも提案しましたが、ポールさんはさらに小型化してフレームの内装も考えているそうです。
私は充分小型なのでその必要はないと感じました。
国内販売はアクションスポーツとトライスポーツの2社に決まりました。
国内のスポーツ自転車店でしたら、どちらかに取引があるお店ばかりでしょうから、入手は容易になると思います。
気になる価格は45000円と決まりました。
これは国際的に価格を統一する結果だそうです。
ランドナーのようにWレバーの自転車でも、ハンドルバーに装着したスイッチで変速できるのは安全上からも魅力的です。
用途はもっといろいろ考えられると思いますが、皆様のアイディア次第です。
12月から早くも発売が開始されるとのことですので、楽しみにされてください。
上記のようにとても魅力的なのですが、ライトサイクルは、ちょっと導入に慎重です。
誤作動、通信の安定性、バッテリーの持続時間等、検証しなければならないことが多すぎますので、実際に動かして調整ノウハウを熟知してから導入してみたいと考えています。
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余談
Paulさんは、技術者として自転車の世界を変える方になるかもしれません。
彼は電子回路の設計まで一人でこなしてしまうそうで、このスイッチももっと小さくできますと言っていました。
集積を重ねて小さくすると、例えばグローブの中にスイッチを付けるとかもできるそうです。
私は自動変速の提案をしました。
高精度GPSとの連携で、勾配の変化に追従するように変速することもできそうです。
サイクルコンピューターとのリンクはANT+で考えているそうです。
射出成型の金型を起こしているので、初期投資は大変なものと推察します。
この製品に始まりなのが起きるのか。
ビジネスには2社が飛びつきましたので及びませんが、彼が私に興味を示してくれたので、技術的なコミュニケーションは私もしていきたいと思いました。
