
昨日はパナソニック サイクルテックのニューモデル展示会に行ってきました。
POSより新しいスルーアクスル仕様のディスクロードが発表になったりと話題はありますが、私が気になったモデルを先にご紹介させていただきます。
その名はSW。ガンマニアの方はSmith & Wesson を連想しますね。


まず価格です。
75,000円という希望小売価格が衝撃です。
この価格を実現できた大きな理由は、ご覧のようにキャリアからバスケットに至るまで、装備がほとんど付いていません。
開発者曰く、今までは購入される、使われる方をイメージして喜んでいただける装備、安全装備を装着して製品化してきました。
しかし使う環境は千差万別であることに着目。
それならミニマム装備で販売して、そのまま乗るも良し、キャリアー、バスケット、子供載せ等を装着するも良し。
使う環境にあわあせてオプションを選んでいただくスタイルにしたそうです。
バッテリーも8Ahの一番小さなモデルです。
それでも36kmの走行が可能で、充電の為に外す事を考えると近距離の移動を主にされる方には、バッテリーの軽さがかえって利点だったりするのです。
そのバッテリーは互換性がありますので、最大16Ahの大容量バッテリー装着も可能ですが、その場合80km近い走行が可能になります。
これをどう使うかです。
リアキャリアーにシュラフ、テントを積載して旅に出るのはいかがでしょう。
スペアーバッテリー、充電器を積載することも良いでしょう。
もともと積載が可能な頑丈な国産フレームですので、どのような積載も可能になります。
ギヤー比もリヤー14Tを採用し重めに作っています。
カラーは3色。
街乗り、シティサイクル、通勤通学はもちろん買い出しの為の自転車としても豊富なオプションでカスタマイズが可能です。
フロントバスケットだけでも大きさ別に3種類。両立スタンドの取り付けもできます。
専用リヤーキャリアーは頑丈で専用チャイルドシートも用意しています。
貴方なら、どのような仕様に仕上げてどこへ行きますか?
ご用命お待ちしています。
追記

Hさん。
お若いのに、今回前職POSの設計から離れて取り組んだのが、このSWでした。
割り切った考え方は、イタリアデザインの必要なもの以外は削る精神に似ていると感じました。
フレームの形状も独創的で、強度にも優れそうです。
技術者が表に出る機会は少ないのですが、色々と意見交換できる場は、時間を忘れてしまうほど自分も楽しい時間です。