東京の下町、業平。スカイツリーの根元近くにある和竿(わさお)のお店です。
以前から前を通る度に気になっていたお店でもありました。
先にタックルベリーで買った和竿を、フライフィッシングの合間に毛針でてんから竿として使っていた東正の竿を私の不注意で穂先を折ってしまいました。そして思いついたのがこのお店。無理を承知でご主人にお願いしたところ、東正さんのいい竿だねと言ってくれて、穂先の製作を快諾してくれました。
そしてお願いしていた穂先が出来上がり、受け取ってきました。
その穂先は蒔絵を施した竿に合わせて、漆塗りで仕上げていただきました。
ご主人は、ちょっと色が合わないけどと。
こんなに美しい仕上げにしていただいて、お手数をおかけ致しました。
竿辰の江戸前の和竿は、素晴らしい仕上げの竿で、色々と仕上がりを見せていただきました。
残念ながらてんからはやってないとの事でしたが、今、ちょっとしたブームのタナゴ竿。ハゼの中通し竿など、釣り道具を超えた工芸品の美しさです。
お値段もすごかった。
でもいつかのんびり釣り糸を垂れる時間が出来たら、竿を作ってもらうのも良いかなと思いました。
下町には伝統を継承する職人がいる。
それは素晴らしいことです。
職人の手仕事に触れるのは、自身のスキルを高めるためにも良い時間でした。
竿辰の旦那さん、ありがとうございます。
大切に使います。