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ライトサイクルのチタンフレームを製作しているファクトリーへ行った時に撮影した画像をご紹介させていただきます。


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ライトサイクルのチタンフレームは、すべて一台一台ハンドメイドで作るフルオーダーフレームです。
ヘッドチューブもヘッド形状に合わせて、旋盤で精密に加工されます。

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ハンガーシェルです。溶接前に旋盤加工で内部も外側も無駄な部分を切削して僅かですが手間をかけて軽量化をしています。

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ロストワックスで製作しているチタンのフレーム小物です。
まだ表面仕上げをしていない状態です。

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Wレバー台座です。

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ヘッドチューブとダウンチューブ上部のガゼット部です。
ヘッドチューブは、現在とは違う方法で作られていますが、この時は薄肉のヘッドチューブにヘッド小物を圧入する部分補強をリングで溶接していますが、非常に高度な作業です。

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ハンガーシェルにねじ切りをしています。
チタンは難加工材ですので、切削油を大量に使用し、刃先を冷却しながら慎重に行います。
左右同時に切削することで、芯の出た作業となります。

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ベテランの職人の手で、丁寧に溶接されます。

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ハンガーシェルの溶接部です。

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フロントフォークのドロップアウトを仮付けしています。
ドロップアウトは、独自にキャスティングで作られています。

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シートポストをさし組む部分に付いているのは、アルゴンガスをフレーム内部に満たすためのホースです。チタンの溶接で最も注意しなければならないのは、大気中の水素とチタンの接触です。
そのためにチューブの外側を溶接する際にも内部をアルゴンガスで満たす必要があるのです。

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原寸大図面で確認しながら製作が進みます。

いかがでしたか。
なかなかファクトリーへ行く時間が取れませんので、以前の画像を掲載させていただきました。
現時点での仕様と若干異なる部分もございますこと、ご承知おきください。

沢山のご注文、誠にありがとうございます。

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