毎週のように各社の展示会が続いています。
昨日も東商会の展示会で、ラピエール、サーベロ、MASI、EASTON等を見てきました。

そんな中で、先の深谷産業の東京展示会が行われた際に、気になった製品がありましたので、まずご紹介させていただきます。

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この商品はセラ・イタリアのターボです。
今まで、バックスキンでブラック、ブラウンが販売されていましたが、オールドファンには懐かしいファウストコッピの様な伝統的な先端のバッヂを付けた商品が発売になります。
これはスチールロードに一押しのサドルです。
スポルティーフはもちろん、カーボンロードにもワンポイントレトロアイテムとして似合うでしょう。

あくまでも私の考えですが、1970年代に自転車のサドルというものの形状はほぼ決まってきていて、これは、伝統的なホースライディングから範をとっているような気がしています。
往年のレザーサドルはもちろん、チネリ、サンマルコなどのサドルも、上面は乗馬の鞍のようにカーブしていて、体重をうまく分散しているように思えるからです。
当時、現在のようなパットの厚いショーツなどはなく、セーム革一枚張り付けただけのショーツを使っていました。
それでも、長距離乗って問題はなかったので、この時にすでにサドル問題は解決しているのと考えています。
リーガル、ロールス、ターボ、ブルックス、イデアル等、銘品が多く、そのどれもが愛されていたあの時代。そこに軽量化、より薄くとなってくると、各社がいろいろ知恵を絞っているというのが現状ではないでしょうか。

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私がネーミングしそうな名前のサドルが好評です。
ここからは仮説です。このサドルの誕生の背景には、私とルィージの出会いがあります。
3年前でしたか、ポディウムの展示会でサンマルコの社長であったルィージ氏にお会いする機会がありました。
私はサンマルコのサドルに対してのことや、今までに販売してきた歴代モデルのことを話しましたが、一番販売して、なおかつ未だにお客様からのご要望があるサドルがSKNでした。と。
昔のブログ紹介記事です。
サドルトップ左右が別々に動くことで、ペダリングが非常に快適。
前立腺もうまくよけていて、なおかつサドルベース自体がやや柔らかい作りで、全体が横から見て弓なりに下がる方向にソフトなのです。
欠点があって、体重の重い方では柔らかすぎてしまうこと。
また、レールに差し込まれている部分で音鳴りが発生しやすいことでした。
こんな話を彼にしたところ、実はちょうど準備しているんだと。
そしてその部分を改良した製品になることをその時話してくれました。
この後、サンマルコとセライタリアが合併なのか、吸収なのかわかりませんが、一緒になったので、おそらくこのサドルが彼の回答なのだと私は確信しています。
今度、ポディウムキャンプで会うのか、台北ショーでお会いできるのかわかりませんが、それまでに自分も使って感想を温めておくことにします。

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皆様はどんなサドルをお好みなのでしょう。
先日の100kライドで.、私はライトサイクルのMEGAモノコックカーボンサドルを使用しました。
サドルトップがうまい具合に沈んでくれるので、これも快適なんですけど、もっと距離が伸びたり、連日の長距離だったりは、この手のサドルよりどっしり乗れるサドルが良いかもしれませんね。

最近更新が少なくてごめんなさい。
展示会ばかりで、時間がないうえ、ちょっと夏休みの後でバタついています。
自分のサンジェもまだホィールを仕上げている段階です。
涼しくなってくる前に、自転車を万全に整備しませんか?

ご覧いただき、誠にありがとうございます。