シャーク サミエルという、フレームを作ってきた伊藤忠男氏。晩年はパラグライダーにとりつかれ、空を飛ぶのが大好きだった伊藤さん。
自分には、もう一人の親父さんのような存在でした。
いつでも、これからも四国に君臨し続ける豪快な方だと思っていただけに、悔しくてなりません。
昨年12月に、遠路お店に来ていただき、イタリアのフレーム、そのときはスカピンとCASATIをご覧いただき、イタリアのフレームは無駄がないと感心していたのを、つい昨日のように思い出します。
川上さんも始めて会う伊藤さんに、電話では話していたので、初対面ではなかったように色々と話されていました。
このブログを見て、ご来店いただき、シャークやサミエルのフレームの画像を見せていただいた方は、少なくありません。
特に彫金を施しヘッドに宝石をはめ込んだサミエルの見事なフレームは、私も見るのは初めて。
恐らく日本と言うより世界一のフレームであることに間違いはないでしょう。
その大好きな伊藤さんが、15日朝、息を引き取ったそうです。
明日は、お通夜で日曜日が告別式になります。
急遽、明後日分までの作業を終えて、明日早い便で高知へお別れに行って来ます。
正直、まだ信じられない気持ちです。
今にも電話がかかってきそうで。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
